データベースへのアクセスが遅くなる

データベースへのアクセスが遅くなる原因には、次のようなものが考えられます。

データベースが頻繁に使用されている

[ユーザーの使用状況] ダイアログボックスを参照し、データベースが頻繁に使用されているかどうかを調べます。このオプションは、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブにあります。サーバーを調べて、データベースの使用状況に対して、ハードウェアやメモリの状況が十分かどうかを確認します。サーバーが十分でない場合、サーバー上のハードウェアやメモリを更新する必要があります。また、データベースの追加レプリカを作成して、1 つのレプリカにユーザーが集中しないようにします。ディスクへのアクセスの監視に問題がある場合や、問題となりそうな要素がある場合、負荷の低いディスクにデータベースを配置します。

ビューが多すぎる

データベースに多くのビューがある場合、複数のビューをまとめて 1 つのビューにできます。例えば、別々のビューではなく、同じビュー内に置き換え可能な照合を作成して、ビューをまとめられます。データベースに多くのビューがあると、データベースのパフォーマンスが低下します。

ビュー索引が頻繁に更新されている

使用頻度が多かったり、大量の文書が保存されているようなデータベースでは、ビュー索引を更新する頻度をできるだけ少なくします。

未読マークにより処理速度が遅れる

データベースが開いている間に、データベース内の未読マークが更新されることにより、処理速度が遅くなります。データベースのすべての操作を遅くするアクセスの監視も作成されます。未読マークを使用できなくすると、処理の遅れはなくなります。

データベース設計が複雑である

複雑なデータベース設計はパフォーマンスを低下させる場合があります。データベースの設計を簡略化することを検討してください。

データベースのパフォーマンスプロパティが使用されていない

データベースのプロパティを設定して、データベースのパフォーマンスを向上させてください。

データベースキャッシュを調整する必要性がある

システム管理者は、データベースが保存されているサーバーのデータベースキャッシュをモニターし、効率よく動作しているかどうかを確認します。必要に応じて、キャッシュのあるデータベースの数を増やします。その場合、NFS バッファのプールサイズも大きくする必要があります。