Lotus Connector for File System の考慮事項

Lotus® Connector for File System を使用するときには、次のことに留意してください。

• File System コネクション文書の [Directory Path] フィールドは、別のコネクション文書では [Database] フィールドに相当します。アクティビティ文書の [Subdirectory] フィールドは、[Table] または [Form] フィールドに相当します。選択ステートメントでは、ファイルを指定できます。「*.txt」のようなワイルドカードを使用することもできます。以下の例を参照してください。

• Windows FAT ファイルシステムのタイムスタンプの精度は 2 秒で、秒数は常に偶数です。このため、より精度の高いシステムとの間では、複製の不一致が発生することがあります。
• Lotus Connector for File System から戻されるメタデータは、ファイル名、タイムスタンプ、サイズ、および内容です。
• ファイル名、タイムスタンプ、サイズをキーとして使用できます。また、これらを組み合わせてキーにすることもできます。ただし、ファイルの内容はキーとしては使用できません。
• 結果は、ファイル名、タイムスタンプ、サイズのいずれかで並べ替えられます。並べ替えで指定できるのは 1 つだけなので、複製では 1 つのキーだけが使用できます。
• [Select Metadata] アクションボタンを押すと、ディレクトリパス内のサブディレクトリのリストが表示されます。
• Direct Transfer のソースまたはターゲットへのコネクションが File コネクションで、[Automatic Field Mapping by Position] が選択されている場合、File コネクションのフィールドの順番は次のとおりです。

  ファイル名

  内容

  Timestamp

  サイズ

• Direct Transfer のソースへのコネクションが File コネクションの場合は、選択ステートメントを空白のままにできます。こうすると、選択ステートメントが次のように指定されていると認識され、アクティビティにエラーが発生せずに実行されます。

  select *.*

• [Field Mapping by Position] オプションを使用するアクティビティの場合、Connector の表示されるフィールドと内部フィールドの順番が異なります。画面には、Text Connector のコネクションのフィールドがアルファベット順に表示されます。ただし、内部では、LEI (Lotus Enterprise Integrator®) および DECS (Domino® 基幹連携サービス) は次の順番でフィールドを読み込み、外部システムにマッピングします。

  [Filename] (VARCHAR)

  [Contents] (BLOB または TEXT)

  [Timestamp] (TIMESTAMP)

  [Size] (INTEGER)

• Lotus Connectors による Notes® の NUMBER フィールドの解釈には制限があります。Notes のソースで [Create Target Metadata] オプションを使用すると、Notes の NUMBER フィールドの精度が大幅に低下することがあります。

次の Microsoft Windows のサンプルは、ディレクトリパス D:¥files¥somefiles¥myfiles で、「nab」で始まるすべてのテキストファイルを識別するときの指定方法です。