CGI 変数名の一覧

Domino® ではフィールドまたは LotusScript® エージェントを介して以下の CGI 変数を取得します。HTTP または HTTPS で始まる CGI 変数も取得できます。例えば、ブラウザからサーバーに送信された Cookies は、HTTP_Cookie として参照できます。

CGI 環境変数の詳細については、次を参照してください。

http://hoohoo.ncsa.uiuc.edu/cgi/env.html

フィールド名

戻り値

Auth_Type

サーバーがユーザー認証をサポートし、スクリプトが保護されている場合、ユーザーの妥当性を検査するのに使用されるプロトコル固有の認証方法です。

Content_Length

クライアントによって設定されたコンテントの長さです。

Content_Type

HTTP POST や HTTP PUT などの添付情報を持つ照会の場合は、データのコンテントタイプが返されます。

Gateway_Interface

サーバーが準拠している CGI 規格のバージョンです。

HTTP_Accept

クライアントが受け取る MIME タイプです。HTTP ヘッダーによって指定されます。

HTTP_Accept_language

クライアントが受け取る言語です。HTTP ヘッダーによって指定されます。

HTTP_Referer

ユーザーがこの場所を参照するために使用した URL です。

HTTPS

SSL を使用しているかどうかを示します。

HTTPS_CLIENT_CERT_COMMON_NAME

x.509 認証の共通名です。

HTTPS_CLIENT_CERT_ISSUER_COMMON_NAME

x.509 認証の発行者です。

HTTPS_KEYSIZE

SSL セッション中のセッションキーです。例えば 40-bit、128-bit などです。

HTTP_User_Agent

クライアントが要求を送るのに使用するブラウザの種類です。

Path_Info

クライアントによって指定された (サーバーのルート HTML ディレクトリからの) 追加のパス情報です。Path_Info として送信された追加情報を仮想パス名の後に追加することにより、スクリプトにアクセスできます。

Path_Info_Decoded

Path_Info と同じものを返します。ただし文字列をデコードします。例えば、URL が URL で使用できない文字を含むビュー名を参照している場合、その名前はエンコードされています。この CGI 変数は、該当する文字列をデコードします。Path_Info_Decoded は、Domino アプリケーションでのみ使用できます。

Path_Translated

サーバーによって変換された Path_Info が返されます。この変換は、仮想パスと物理パスとのマッピングによって行われます。

Query_String

このスクリプトを参照した URL 内の疑問符 (?) の後に続く情報です。

注: 検索エンジンによって Web サイトを検索できるよう Domino サーバーが設定されている場合、Domino は、疑問符 (?) ではなく感嘆符 (!) の付いた URL を生成します。この場合、Query_String の CGI 変数に感嘆符 (!) の後に続く情報が取り込まれます。Domino は常に、疑問符 (?) と感嘆符 (!) の両方を認識できますが、サイトが Web 検索エンジンからアクセスできる状態であれば、感嘆符 (!) の付いた URL のみ生成します。感嘆符 (!) の付いた URL を生成すると、URL を検索しやすくなります。

Query_String_Decoded

Query_String と同じものを返します。ただし、文字列をデコードします。例えば、URL が URL で使用できない文字を含むビュー名を参照している場合、その名前はエンコードされています。この CGI 変数は、該当する文字列をデコードします。Path_Info_Decoded は、Domino アプリケーションでのみ使用できます。

Remote_Addr

要求を行うリモートホストの IP アドレスです。

Remote_Host

要求を行うホストの名前です。

Remote_Ident

この変数はサーバーから取得したリモートユーザー名に設定されます。この変数はログの記録用だけに使用します。

Remote_User

認証されたユーザー名を返す認証方法です。

Request_Content

エージェントでのみサポートされます。HTTP POST 要求で送信されるデータを含みます。データは通常「URLencoded」であり、アンパーサンドで連結された name=value のペアから成ります。例えば、 FirstName=John&LastName=Doe のようになります。

Request_Content_nnn

HTTP POST 要求で送信されるデータ量が 64K の制限を超える場合に使用されます。最初の 64K のデータは Request_Content_000 で送られ、2 番目の 64K のデータは Request_Content_001 で送られ、というように続きます。

Request_Method

要求を行うのに使用されるメソッドです。HTTP の場合、これは「GET」、「HEAD」、「POST」などです。

Script_Name

実行されているスクリプトへの仮想パスです。自己参照 URL に使用されます。

Server_Name

自己参照 URL に含まれるサーバーのホスト名、DNS の別名、または IP アドレスです。

Server_Protocol

この要求の発行に使用されたプロトコルの名前とバージョンです。

Server_Port

要求が送信されたポートです。

Server_Software

CGI プログラムを稼働しているサーバーソフトウェアの名前とバージョンです。

Server_URL_Gateway_Interface

サーバーが準拠している CGI 規格のバージョンです。