共有列を作成する

共有列を使用すると、同一データベース内の複数のビューに挿入する共通の列を作成できます。こうすれば、同じ列を何度も作成する必要がなく、作成した単一のポイントから、同じ列を使用するすべてのビューに変更内容を反映させることができます。共有列には独自の設計要素がありますが、ビューに挿入した後は、共有列はビューの一部になります。共有列が含まれているビューには、Notes や Web からのアクセスに対応できるように下位互換性があります。

新しい共有列を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. アプリケーションナビゲータで [共有要素] を開き、[列] をダブルクリックします。
  2. [列] セクションで、[新規列] ボタンをクリックします。

また、既存の共有列の設計要素をコピーして貼り付けることもできます。

ビュー内の既存の列の設計に基づいて新しい共有列を作成するには、ビューを開き、使用する列を選択して、[作成] - [共有列としてコピー] を選択します。このアクションにより新しい共有列が作成され、既存のビュー列は現状のまま残ります。

共有列の設計要素の外観と列プロパティは、ビュー内の非共有列と同じになります。

また、共有列の設計要素には、共有列固有のプロパティもあります。[共有列] プロパティインフォボックスでは、共有列の名前 (必須)、別名 (オプション)、コメント (オプション) が指定されます。

ビュー内で共有列を使用するには、ビューを開き、[作成] - [共有列の挿入] または [作成] - [共有列の追加] を選択します。次に、表示されるリストから共有列を選択します。ビュー内で、共有列の表示プロパティ (フォントや列の整列など) をオーバーライドするには、[式のみを使用] チェックボックスをオンにします。表示プロパティをロックするには、このチェックボックスをオフのままにします。列のプログラム名は、[式のみを使用] チェックボックスがオフの場合でも随時変更できますが、この名前を変更するのは、ビュー内の別の列のプログラム名と重複する場合だけにしてください。列の値 (式) を変更することはできません。

共有列を使用しているビューの名前を確認するには、[共有要素] の [列] で共有列を選択し、[共有列の使用者] をクリックします。

共有列を編集するには、[共有要素] の [列] で共有列の設計要素をダブルクリックします。また、ビュー内の共有列を選択し、[設計] - [共有列の編集] を選択する方法でも、共有列を編集できます。

既存の共有列を編集して保存すると、その列が含まれているビューがすべて更新されます。これらのビューは現在のユーザー ID で再保存されます。[式のみを使用] チェックボックスをオンにしている場合は、式のみが更新されます。

共有列を削除するには、共有列の設計要素を選択します。[Delete] キーを押すか、[編集] - [削除] を選択します。共有列が削除されると、その列が含まれているすべてのビュー内で、その共有列が非共有列に変更されます。

共有列は、DB2® 照会ビューでも使用できます。

共有フィールドと同様、共有列もマルチリンガル要素ではありません。