フォームにアクセス制御されたセクションを作成する

このタスクについて

フォームにアクセス制御されたセクションを作成することによって、文書の一部へのアクセスを制御できます。これによって、文書の制限された部分に、指定したユーザーだけがアクセスできるようになります。

アクセス制御されたセクションを作成するには

手順

  1. セクションを構成するテキスト、フィールド、その他の設計要素をフォーム上でハイライト表示させます。
  2. [作成] - [セクション] - [制御つきアクセス] を選択します。
  3. オプション: [セクションタイトルと境界線] タブの [セクションのプロパティ] インフォボックスで、セクションのタイトルを編集します。
  4. オプション: [セクションフィールド名] を入力します。
  5. オプション: セクションの境界線のスタイルと色を選択します。

タスクの結果

セクションを作成すると、フィールドやその他の設計要素をそのセクションに挿入できます。そのセクションの末尾に設計要素を追加するには、境界線のスタイルをボックスとして設定します。設計要素の追加が完了したら、境界線のスタイルを境界線なしに設定します。

アクセス制御されたセクションの編集者を指名するには

手順

  1. フォームでセクションのタイトルをクリックします。
  2. [セクション] - [セクションのプロパティ] を選択します。
  3. [式] タブをクリックします。
  4. 文書の作成者がセクションの編集者を指定できるようにするために、セクションの種類として、[編集可能] を選択します。
  5. 式を使用してセクションの編集者を定義するために、計算結果の種類を選択します。
  6. オプション: (編集可能フィールドの場合は省略可能、計算結果フィールドの場合は必須) プロパティインフォボックスで、フィールドを編集できるユーザーを定義する式を入力します。次に、チェックマークをクリックします。この式は、セクションを編集できるユーザー、グループ、またはロール、あるいはこれらを組み合わせたリストを返すことになります。例えば、編集者のリストが「作成時の計算結果」であり、[管理者] ロールの元の作成者とメンバーに編集を許可する場合には、次の式を使用できます。
    @Username : "[Admin]"

タスクの結果

注: これらの式は、対応する種類のフィールド式と同時に計算されます。例えば、編集可能セクションの編集者リストの場合、[デフォルト] の式は文書の作成時にのみ計算され、[表示用の計算結果] の式は文書が開かれるたびに評価され、[計算結果] の式は文書が保存されるときに評価されます。ユーザーの ID 以外の基準で編集可能にするかどうかを決定するには、[表示用の計算結果] を使用します。以下はその例です。
@If(@Weekday(@Today) = 2; @Username; "-nobody-")

注: セクションの編集者に名前を指定するときに、当該データベースが別のドメインにコピーまたは複製される可能性がある場合は、ユーザーごとに完全な階層名を使用します。1 つのドメイン内では、ユーザーの認証には短縮名や共通名で十分ですが、複数のドメインにまたがる場合は、完全な階層名を入力する必要があります。完全な階層名を入力しないと、認証は失敗します。

アクセス制御されたセクションを省略可能にするには

手順

  1. セクションの三角アイコンをクリックし、[セクション] - [セクションのプロパティ] を選択します。
  2. [展開/省略] タブで、文書の状態が、プリビュー時、印刷時、表示時に、セクションを展開または省略表示にするかどうかを設定します。
  3. 同じタブの、[編集者] リストをクリックし、[編集者以外] を選択します。文書の読み込みのみできるユーザーに、セクションを表示するオプションが一覧表示されます。
  4. オプション: 編集者ではないユーザーが、フィールドの表示時にセクションタイトルを見る必要がない場合は、[展開時にタイトル非表示] を選択します。
  5. フォームを保存して閉じます。