resetUserPassword (Session - Java™)

エージェントを使用して ID ボールトに格納されているユーザー ID のパスワードを変更し、ユーザー ID の復旧後またはパスワードのリセット後に ID ボールトからユーザー ID をダウンロードする際のダウンロード許可回数 (ダウンロードカウント) を指定します。

注: このメソッドは Release 8.5 で新しく追加されました。

定義位置

Session

構文

public void resetUserPassword(String servername, String username, String password[, Int downloadcount])
    throws NotesException

パラメータ

String servername

エージェントを実行するサーバーの正規名です。このメソッドが記述されているエージェントをローカルサーバーで実行する場合は、Null を設定します。このサーバーは、ボールトサーバーである必要はありません。 このサーバー上で、Domino® 8.5 以降が稼働している必要があります。

String username

正規のユーザー名です。このユーザーの IDpassword とダウンロードカウントが設定されます。

String password

username で指定したユーザー ID の新しいパスワードです。ダウンロードカウントを変更する場合、このパラメータを空白のままにしてもかまいません。

Int downloadcount

オプション。このユーザーの有効なポリシー設定文書で [ID の自動ダウンロードを許可する] が [いいえ] に設定されている状態でこのパラメータを指定すると、ユーザー ID をダウンロードできる回数が設定されます。[ID の自動ダウンロードを許可する] が [はい] に設定されている場合、このパラメータには 0 を設定します。0 以外の値を入力しても、その値は無視されます。

使用法

このメソッドは、サーバー上でのみサポートされています。Notes のクライアント側からこのメソッドを起動する必要がある場合は、RunOnServer メソッドを使用して、ResetUserPassword メソッドが記述された別のエージェントを実行してください。

このメソッドは、エージェント内でのみサポートされています。

エージェントの署名者には、パスワードのリセット権限が必要です。エージェントを実行するサーバーについても同様です。指定されたパスワードのリセット権限者は、管理クライアントツールの [ID ボールトの作成] ツールまたは [ID ボールトの管理] ツールを使用します。詳しくは、『Domino Administrator ヘルプ』を参照してください。さらにエージェント署名者は、Domino ディレクトリの [セキュリティ] セクションの [可能なプログラムの制限] セクションで指定されているエージェントの実行権限も必要です。

このエージェントを実行するサーバーは、ハードウェアやネットワーク面でのセキュリティが確保されている必要があります。ユーザーがサーバー上で操作を実行する場合は、サーバー文書の [セキュリティ] タブの [可能なプログラムの制限] セクションで適切な制限を設定することをお勧めします。また、サーバーのパスワードリセット認証が誤って使用されることがないよう、すべてのサーバーアドインを検証することをお勧めします。

クロスリファレンス

LotusScript® NotesSession クラスの ResetUserPassword メソッド