LCField クラスの概要

LCField クラスは、指定されたデータ型のデータ値を 1 つ以上格納するデータオブジェクトを表します。LCField クラスの大部分のメソッドには、フィールドに複数の値がある場合にどの値を操作するかを指定する「インデックス」引数があります。インデックスの値は 1 から始まります。

データをフェッチして挿入するなどの反復的なオペレーションでは、ループ処理の前にフィールドリストから参照フィールドを取得し、その参照を通してデータを操作するほうが、ループの繰り返しの中でデータフィールドを特定するよりも効率的です。例については、第 1 章の「パフォーマンス」を参照してください。

また、LCField には値として LCFieldlist を格納できます。LCFieldlist には複数の LCField が含まれるため、フィールドリストを別のフィールドリストの中にネストできます。このことを利用すると、LCField と LCFieldlist を組み合わせてメモリ内に構造化データを保持することができます。ただし、このような複雑な構造のデータをすべて 1 つのオペレーションで読み書きする方法はありません。