LCConnection クラスの概要

LCConnection クラスは、個々の Lotus® Connector のインスタンスを表します。Connector 経由のデータコネクションごとにコネクションオブジェクトが必要です。これは、別の Connector へのコネクションの場合だけでなく、同じ Lotus Connector へのコネクションでも当てはまります。例えば、DB2® のあるテーブルから Oracle の別のテーブルへデータを転送するとします。この場合、DB2 と Oracle にそれぞれ 1 つずつ、合わせて 2 つの LCConnection オブジェクトを作成し、一方からデータを取り出してもう一方に挿入します。

コネクションの各メソッドは、セッション内の個々の Lotus Connector コネクションを管理します。Connection クラスは Connector の状態と要件を指定するもので、Connector とのやり取りには必ず使用します。セッションで使用される Connector 経由のデータコネクションごとにコネクションオブジェクトが必要です。

コネクションに関するエラー情報は LCSession クラスを使用して取り出します。