指定されたユーザー名をすべての Domino ディレクトリで検索し、ユーザー名ごとに 1 つの文字列値を格納したリストを返します。
@NameLookup( [ lookupType ] ; username; itemtoreturn )
[ lookupType ]
キーワード。実行する検索の種類を指定します。次のキーワードを 1 つ以上指定します。各キーワードは、コロンで区切ります。
[NoUpdate]
デフォルトです。ユーザー名のリストを返します。Notes API の NAME_LOOKUP_NOUPDATE フラグに対応します。このキーワードは、 [ForceUpdate] キーワードを除く他のキーワードと共に指定できます。
[ForceUpdate]
名前空間 (ビュー) を強制的に更新します。Notes API の NAME_LOOKUP_UPDATE フラグに対応します。このキーワードは、 [NoUpdate] キーワードを除く他のキーワードと共に指定できます。
以下のキーワードは、[NoUpdate] キーワードまたは [ForceUpdate] キーワードと共に指定できます。
[NoSearching]
[($Users)] ビューが含まれている最初の Domino ディレクトリ (つまり、ローカル Names.nsf データベース) のみを検索し、指定されたユーザー名ごとに 1 つの文字列値を格納したリストを返します。このキーワードは、メールサーバーのディレクトリからは値を取得しないことを指定します。一致するものが見つからなければ、空の文字列 ("") を返します。Notes API の NAME_LOOKUP_NOSEARCHING フラグに対応します。
[Exhaustive]
一致するユーザー名が見つかったとしても、すべてのディレクトリで username 引数に含まれる各値を検索します。このオプションを使用しない場合、各ユーザー名の検索は、一致するユーザー名が含まれる最初のディレクトリで終了します。ただし、そのディレクトリから複数の一致を返すことはできます。このキーワードは、ローカル Names.nsf データベースからの値だけでなく、メールサーバーのディレクトリからの値も返します。メールサーバーが使用できない場合、または現在のロケーション文書の [受信者名の入力補完機能] が [無効] または [ローカルのみ] の場合は、現在のネームサーバーから値を取得します。LDAP が使用されている場合は、LDAP ディレクトリからも値を取得します。一致するものが見つからない場合は、ユーザーの値は省略されます。
[Exhaustive] 引数が指定されていない場合、ユーザーのローカルアドレス帳に含まれる値によって、サーバーディレクトリに含まれる値が隠されます。例えば、ユーザー名が "Smith" で、ローカルアドレス帳に "Mary Smith" のエントリがあるとします。[Exhaustive] を指定しない限り、@NameLookup はサーバーアドレス帳に含まれる "George Smith" のエントリに気付かず、Mary に関する情報だけを返します。
[TrustedOnly]
信用情報が含まれている Domino ディレクトリだけを検索し、指定されたユーザー名ごとに 1 つの文字列値を格納したリストを返します。一致するものが見つからなければ、空の文字列 ("") を返します。Notes API の NAME_LOOKUP_TRUSTED_NAMESPACES フラグに対応します。
username
文字列または文字列リスト。Domino ディレクトリから情報を取り出す Notes/Domino のユーザー名またはその別名を指定します。
itemtoreturn
文字列。情報を取り出す Domino ディレクトリ連絡先文書のアイテム名またはフィールド名です。
valuelist
文字列リスト。@NameLookup は、一致するユーザーごとに 1 つの値を格納したリストを返します。指定された username 値が複数のユーザーと一致する場合、一致するユーザーごとに 1 つのエントリが返されます。[Exhaustive] が指定されていない限り、一致するユーザーが見つからなかったユーザー名に対しては、空の文字列が返されます。
一致する各連絡先文書から複数の値が返されることは決してありません。 要求フィールドが多値フィールドの場合 (例えば、FullName フィールド)、そのフィールドの最初の値だけが返されます。
@NameLookup は、フォーム選択式とビュー列式では使用できません。
サーバーディレクトリのデータをこの関数の戻り値に含めるようにするには、現在のロケーション文書の [メール] タブで [受信者名の入力補完機能] を [ローカルからサーバー] に設定する必要があります。
LDAP ディレクトリを含む 2 次ディレクトリからの全ユーザーは、最初に認証が必要です。続いて Domino サーバーによって管理される Notes/Domino データベースに対するアクセスが許可されます。マスター Domino ディレクトリから派生したディレクトリアシスタンスは、信頼された名前の規則を使用してユーザーを認証します。認証されたユーザー名は、信頼された名前のリストに追加されます。次に、アクセス許可のためにこのユーザー名と ACL との比較が行われます。
LDAP ディレクトリの検索の詳細については、『Notes ヘルプ』の「インターネットディレクトリで宛先を検索するよう Notes を設定する」を参照してください。
Names_A.nsf |
Names_B.nsf |
Names_C.nsf |
|
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View: ($Users) |
存在しない |
存在する |
存在する |
User: Katsushi |
User: Katsushi Item: Katsushi_A |
User: Katsushi Item: Katsushi_B |
User: Katsushi Item: Katsushi_C |
User: Jones |
User: Jones Item: Jones_A |
User: Jones Item: Jones_B1 Item: Jones_B2 |
存在しない |
User: Smith |
User: Smith Item: Smith_A |
存在しない |
User: Smith Item: Smith_C |
User: Yoshito |
存在しない |
存在しない |
存在しない |
@NameLookup ( [NoUpdate]; "Katsushi":"Jones":"Smith":
"Yoshito"; "Item")
@NameLookup ( [ForceUpdate]; "Katsushi":"Jones":"Smith":
"Yoshito"; "Item")
@NameLookup ( [NoSearching]; "Katsushi":"Jones":"Smith":
"Yoshito"; "Item")
@NameLookup ( [Exhaustive]; "Katsushi":"Jones":"Smith":
"Yoshito"; "Item")
@NameLookup([Exhaustive];@UserName;"JobTitle")