設計要素をロックする

このタスクについて

チームで作業する場合に自分が設計している設計要素を他の設計者が変更できないようにするには、その設計要素を明示的にロックできます。設計要素での作業が完了して、他の設計が変更できるようにその設計要素を公開したい場合には、ロックを解除できます。(明示的にロックされていない設計要素は、編集時には常に一時的にロックされた状態になります。この一時ロックは、設計者が編集を完了すると、解除されます)。

共有アクションは、まとめて 1 つの設計文書に含まれます。したがって、1 つの共有アクションをロックすると、すべての共有アクションがロックされます。同様に、1 つの共有アクションのロックを解除すると、すべての共有アクションのロックが解除されます。

設計要素のロックを有効にする

このタスクについて

設計者がデータベースの設計要素のロックおよびロックの解除を行えるようにする場合は、設計要素のロックを有効にします。

手順

  1. データベースを開きます。
  2. [ファイル] - [アプリケーション] - [プロパティ] を選択し、[設計] タブをクリックします。

  3. [設計のロックを許可] を選択します。

    これで、設計者はデータベースの設計要素を明示的にロックできるようになります。設計要素名の隣に新規に作成された列は、設計要素のロック状態を示します。

設計要素をロックする

このタスクについて

設計要素に対して独占的な所有権を持ち、他のユーザーに変更させないようにしたい場合は、その設計要素をロックします。

注意:
ローカルまたはオフラインで作業中に設計要素をロックしようとすると、Domino® Designer に「マスターロックデータベースに到達できません」というメッセージが表示され、設計要素のロックを続行するか尋ねられます。 処理を続行するために [はい] をクリックすると、データベースによって暫定ロックが設計要素に適用されます。再び接続して複製すると、データベースは暫定ロックを真のロックに変換しようとします。正常に処理が完了すると、データベースは設計要素に対して行われた編集内容を保存します。処理が正常に完了しないと、データベースは保存できなかった編集内容を含んだメールを送信します。その場合、ユーザーは変更内容を手動で設計要素に適用する必要があります。

手順

  1. ワークペインで設計要素をハイライト表示します。
  2. 設計要素を右クリックして [設計のロック] を選択します。

    設計要素のロックが解除されていた場合、錠のアイコンがワークペインに表示され、設計要素が正常にロックされたことを示します。また、ステータスバーにメッセージが表示されます。これで、設計要素に対して独占的にアクセスできるようになりました。他の設計者はその設計要素を変更できません。

    他の設計者が設計要素をロックしている場合には、ワークペインに錠とキーのアイコンが表示されます。

設計要素のロックを解除する

このタスクについて

設計要素に対する変更が完了して、他の設計者が変更できるようにしたい場合は、その設計要素のロックを解除します。ロックを解除できるのは、自分でロックした設計要素だけです。データベースに対して [管理者] のアクセス権を持つ設計者は、すべての設計要素のロックを解除できます。

手順

  1. ワークペインで設計要素をハイライト表示します。
  2. 設計要素を右クリックして [ロックの解除] を選択します。

    設計要素をロックしていた場合、錠のアイコンがワークペインから消えて、設計要素のロックが正常に解除されたことが示されます。また、ステータスバーにメッセージが表示されます。設計要素に対して独占的にアクセスすることができなくなりました。これで、他の設計者はその設計要素を変更できます。

設計要素のロックを無効にする

このタスクについて

設計者にデータベース内の設計要素を明示的にロックさせないようにする場合は、設計要素のロックを無効にします。

手順

  1. [ファイル] - [アプリケーション] - [プロパティ] を選択し、[設計] タブをクリックします。

  2. [設計のロックを許可] の選択を解除します。

    これで、設計者はデータベースの設計要素を明示的にロックできなくなりました。