@IsError (式言語)

値が @ERROR のときは 1 (True) を返し、エラーでないときは 0 (False) を返します。

構文

@IsError( value )

パラメータ

value

数値。リテラル値、または数値型のデータが含まれているフィールド名を指定できます。

戻り値

flag

Boolean 型

使用法

この関数はエラーメッセージを傍受してそれを所定の値に置き換えるため、エラーが発生すると、エラーの原因がわからなくなる可能性があります。デバッグする場合は、エラーメッセージテキストを確認できるようにエラー処理を一時的に解除するか、例 5 に示すようにテキストを表示することができます。

  1. 次の例では、1 が返されます。
    @IsError(1/0)
  2. 次の例では、0 が返されます。
    @IsError(1/2)
  3. 次の式では、[Price] フィールドに @ERROR があるかどうかを調べ、エラーがある場合は「There is an error in the price field」が返されます。そうでない場合は 0 が返されます。
    @If(@IsError(Price); 
       @Failure("There is an error in the price field"); @Success)
  4. このエージェントは、@DbLookup ステートメントの戻り値にエラーがあるかどうかを調べます。@DbLookup ステートメントによってエラーが発生した場合は、「Not available」という文字列が返されます。
    FIELD Phone := @DbLookup(""; "Snapper" : "names.nsf"; "People";
    @Right(Name; " ") + " , " + @Left(Name; " "); "OfficePhoneNumber");
    @If(@IsError(Phone);"Not available")
    
     
  5. 検索結果がある場合は、その検索結果が返されます。ただし、検索が失敗した場合は、エラー条件にならずにエラーメッセージのテキストが返されます。これは、デバッグで役立つ場合があります。
    -tmp := @DbLookup("":"NoCache"; ""; "ById"; ID; 2); 
    @Text(_tmp); _tmp)

クロスリファレンス

LotusScript® 言語の Err 関数

LotusScript 言語の Error 関数

Java™ NotesError クラスと NotesException クラス