File System のメタデータ

File レコードのメタデータは、ほかの多くの LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) および DECS (Domino 基幹連携サービス) コネクションのメタデータと比べて大きく異なります。1 つのレコードの属性 (メタデータ) に、設定された型のフィールドがあります。それらのフィールドについて、次の表で説明します。

フィールド

説明

ファイル名

TEXT 型のフィールド。最大長は、ファイルパスの最大長 (オペレーティングシステムごとに異なる) に従って決められます。ディレクトリは DATABASE で指定されるので、ファイル名はディレクトリを付けずに指定します。このフィールドは LEI の TEXT 型または BINARY 型のフィールドと一致します。ファイル名は、挿入オペレーションのときに、ファイルを指定するために必要です。

Microsoft Windows オペレーティングシステムでは、大文字と小文字が区別されずにファイル名が返されます。ただし UNIX ではファイル名の大文字と小文字が区別され、i の場合も大文字と小文字が区別される場合があります。

内容

LEI/DECS の TEXT 型 (NATIVE フォーマット) または BINARY 型 (BLOB 形式) のフィールドで、最大長の制限はありません。このフィールドはファイルの内容をストリームとして保持し、LEI/DECS の TEXT 型または BINARY 型のフィールドと一致します。デフォルトの型は TEXT ですが、BINARY 型の場合はバイナリ BLOB として扱われます。

ContentsFormat

このフィールドが使用できるのは、[Contents] フィールド型を TEXT と指定した場合だけです。「ContentsFormat」プロパティを使用すると、テキスト書式を特定のキャラクタセットとして指定できます。指定されたキャラクタセットが [Contents] フィールドに適用されます。notes.ini ファイルの「NativeText」プロパティの設定に使用されているキャラクタセットの名前と、Order Metaconnector でソート用に使用されているキャラクタセットの名前と同じ名前が有効です。デフォルト設定は「NATIVE」です。

Timestamp

LEI/DECS の DATETIME 型のフィールドで、ファイルの最終変更日時を示します。このフィールドは、LEI/DECS の DATETIME フィールドと一致します。

*Size

LEI/DECS の INT 型のフィールドで、ファイルのサイズをバイト数で示します。このフィールドは、書き込みオペレーションのときは無視されます。サイズはコンテンツフィールドから得られます。このフィールドは LEI/DECS の任意の数値型 (INT、FLOAT、CURRENCY、NUMERIC) のフィールドと一致しますが、INT 以外の場合は、[Allow Precision Loss Only] が無効になっていると、精度の低下エラーが発生します。

注: LEI/DECS によって末尾のスペースが削除されます。[Contents] が TEXT 型で、末尾にスペースを含む場合は、[Size] フィールドの値と [Contents] フィールドの長さに違いが発生します。
注: データベースやデータソースによっては、使用できない予約語が定義されていることがあります。予約語については、各製品のマニュアルを参照してください。例えば、Oracle では「Size」という文字列は列名には使用できません。このため、File System コネクションと Oracle コネクションが設定されているアクティビティで、[Create Metadata] を選択して、この列名と同じ名前の Oracle メタデータを作成しようとするとエラーが発生します。

Text Connector の [Field Mapping by Position] について

[Field Mapping by Position] オプションを使用するアクティビティの場合、Connector の表示されるフィールドと内部フィールドの順番が異なります。画面には、Text Connector のコネクションのフィールドがアルファベット順に表示されます。ただし、内部では、LEI (Lotus Enterprise Integrator) および DECS (Domino Domino 基幹連携サービス) は次の順番でフィールドを読み込み、外部システムにマッピングします。