コネクション文書の [ZMerge Field Specifications] および [Source and Target Options] セクションの情報を指定するためには、ここで説明するフィールドおよびフォーマットに関する情報について知っておく必要があります。
テキストフィールドは、固定位置、または可変位置や区切り位置で読み書きできます。固定位置フィールドは、ユーザーが定義した開始と終了の位置または列の長さで識別されます。可変フィールドおよび区切りフィールドは、ZID ファイル定義の他のフィールドの前にあるか、後にあるかによって識別されます。
入力テキストデータについては、フィールドの定義で、データアイテムの論理名、解析用の特殊フォーマット、最終の転送先の属性を指定します。出力テキストデータについては、フィールドの定義で、数値と日付の形式、文字揃え、リテラル文字列の値を指定します。次のテキスト形式を扱うことができます。
処理するフィールドごとに、ZID ファイルまたは [Field Specifications] セクションにフィールドエントリを作成します。
フィールドエントリは、次の形式で定義します。
<fieldname> TYPE <datatype> <field option <argument>>
where:
<fieldname>
フィールド名をカッコで囲むと、そのフィールドはプレースホルダーを示します。このフィールドは、ターゲットのデータベースのレコードの LEI (Lotus Enterprise Integrator®) 内のフィールドとしては割り当てません。例えば、ファイル内に Publisher というフィールドがあり、このフィールドが読み込まれないようにするには、 に (Publisher) と記述してそのフィールドを除外します。
<fieldname> は、ターゲットのテキストに抽出されるデータベースフィールド名です。ここで指定したフィールドが入力データベースにないときは、null 値が出力ファイルに書き込まれます。<fieldname> は必須です。
フィールドが入力データベースに存在しないと思われる場合は、フィールド名をカッコで囲みます。そうすると、出力ファイルにリテラル文字列を転送できます。
TYPE では、<datatype> によってフィールドのデータ型を定義します。この定義は、変換されるフィールドに適用されます。次の値のいずれかを <datatype> に指定することができます。TYPE は必須です。
<datatype> |
説明 |
---|---|
TEXT |
英字と数字のテキスト |
NUMBER [.n] |
数値のテキスト。[.n] は、ソースデータに小数点がないときに、小数点の位置を示します。 [.n] を指定するときは、入力データに小数点が含まれていてはいけません。例えば、123.45 はエラーとなりますが、12345 は出力ファイルで 123.45 に変換されます。「.n」は 0 から 15 の整数で指定します。デフォルトは 0 で、小数点がないことを示します。 |
DATETIME |
日時表示形式。日付値は、ネイティブマシン環境での変換に適していなければなりません。 |
RICHTEXT |
英字と数字のテキスト |
上記の <field option> は、読み書きするフィールドについての追加情報を指定する説明フィールドオプションの名前です。<field option> は必須ではありません。
一部のフィールドオプションでは、<arguments> を使用してデータフィールドについてより詳細に指定することもできます。
1 つの入力フィールドに複数のフィールドオプション (または引数) を指定できます。複数のフィールドオプション (または引数) を指定する場合は、それぞれを空白で区切ります。
テキスト入力の場合は、入力データ内でのフィールドの位置が重要になります。入力フィールドの位置は、固定 (各入力レコードで位置が同じ) または可変 (入力データは、区切り文字で区切られた、連続したフィールド) のいずれかです。
; This ZID file describes the monthly update