このセクションでは、コネクション文書のフィールドについて説明します。
接続オプションを使用して、新しいコネクション名を作成したり、ソースまたはターゲットのテキストファイルのフルパスを指定したり、コネクションがソースまたはターゲットのいずれであるかを指定したりすることができます。
フィールド |
説明 |
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名前 |
このコネクションを識別する一意の名前を指定します。最大長は 255 文字です。 |
File Name |
ソースまたはターゲットのテキストのパスを指定します (例えば、Microsoft Windows の場合は、C:¥data¥datafile.txt)。 長いファイル名を使用するときは、ファイル名をそのまま指定してください (スペースも含めます)。ファイル名を引用符で囲まないでください。引用符もファイル名の一部とみなされてしまいます。 |
Connection Type |
コネクションがソースへのコネクションであるかターゲットへのコネクションであるかを指定します。 |
テキストフィールド仕様では、ソース書式を定義する場合には入力データ、ターゲット書式を定義する場合には出力データについて指定します。
フィールド |
説明 |
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File Type |
ファイルの型を指定します。オプションは、以下のとおりです。
デフォルトでは、ファイルがテキストモードで処理されます。テキストモードの変換では、キャリッジリターンとラインフィードの組み合わせが新しいレコードの開始を示すものと見なされます。特別なケースとして、レコードがキャリッジリターンとラインフィードの組み合わせによって区切られていないとき、Text コネクションにより、テキストモードの変換が行われることなくそのままの形式でデータが処理され、ファイル型として binary が選択されるように設定できます。 |
File Text Character Set |
ベースとなる Connector のデフォルトキャラクタセットではなく、別のキャラクタセットを使用するには、使用するキャラクタセットの名前をこのフィールドに入力します。例えば、デフォルトキャラクタセットではなく、CP392 キャラクタセットを使用する場合は、「CP392」と入力します。 デフォルトキャラクタセットは、使用しているマシンのネイティブキャラクタセットです。 |
レコード区切り記号 |
データレコードが可変長である場合、使用する区切り記号を入力します。デフォルトの区切り記号は、改行 (キャリッジリターン) を表す ¥n です。 このフィールドを指定した場合は、[Fixed Record Length] は指定できません。 |
Fixed Record Length |
固定長レコードは、実際のレコード長を指定するユーザー定義の 10 進数値によって区切られます。可変長レコードは、ユーザー指定の文字または 16 進表記の区切り記号 (キャリッジリターンやラインフィードなど) によって区切られます。 このフィールドを指定した場合は、[Record Delimiter] は指定できません。 |
[Connection Options] セクションには、[Field Specifications] タブと [Text Options] タブがあります。このセクションには、データトランザクションの管理、テーブルの作成、SQL コマンドのログ出力に関するオプションがあります。
Text コネクションには、データの処理方法を指定するオプションが用意されています。例えば、入力レコードのサイズの最小値をチェックする、入力テキストの引用符を削除する、出力テキストに引用符を付加する、一定量のデータをスキップしてから処理を開始するなどの処理方法を指定できます。
[Field Specifications] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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Specify field options, or for a ZID file, specify @filename.zid |
(構文: @filepath¥filename.zid を使用して) ZID ファイルの名前を指定するか、実際のフィールドオプションを指定します。 文字列の定義用に、ASCII コード表が用意されています。ASCII コード表には、ASCII キャラクタセットの 10 進コード、16 進コード、および文字が記載されています。サポートされているエスケープシーケンスキャラクタは赤字で示されています。0 から 255 のキャラクタオプションを使用できます。 |
[Text Options] タブにある [Source] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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Input Options: Check for Input Values Within Quotes |
このオプションを指定すると、出力文書の中でフィールド値が引用符で囲まれます。 入力テキストを囲んでいる引用符を削除するときにこのオプションを指定します。このオプションを指定しないと、テキストはそのままの状態で文書フィールドに出力されます。 |
Minimum Record Size |
レコードサイズの最小値を指定します。 このオプションは、入力レコードの最小の長さを設定するときに指定します。 デフォルト値は 1 です。 値 0 は、最小値を指定しないことを意味します。 0 より大きい値を指定すると、指定された最小値よりも小さい入力レコードは無視されます。このオプションは、入力テキストファイルの不正な文字や空の行を取り除くときなどに、たいへん役立ちます。 |
Maximum Record Size |
レコードサイズの最大値をバイト数で指定します。特定のレコードサイズを超えるフィールドを無視する場合は、有効なレコードサイズの最大値をここで指定します。デフォルト値は 128K です。 |
Skip Records |
Lotus® Connector for Text により処理が開始される前にスキップされるレコード数を指定します。このオプションは、ヘッダー情報やデータファイルの先頭に含まれる大量のホワイトスペースが無視されるようにするときなどに役立ちます。デフォルトは 0 です。 |
Skip Bytes |
Lotus Connector for Text により処理が開始される前にスキップされるバイト数を指定します。このオプションは、ヘッダー情報やデータファイルの先頭に含まれる大量のスペースが無視されるようにするときなどに役立ちます。デフォルトは 0 です。 |
[Text Options] タブにある [Target] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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Output Values Within Quotes |
このオプションを指定すると、データは引用符で囲まれて出力されます。このオプションを指定しないと、データはそのままの状態で出力されます。 |
Append Data to Output File |
このオプションを指定すると、既存のファイルにデータが追加されます。このオプションを指定しないと、出力テキストは新しいファイルとして処理され、ファイル内の既存のデータが上書きされます。既存のファイルにデータを追加する場合は、文書の処理が開始される前に、レコード区切り記号で指定されている文字列が出力ファイルに書き込まれます。ファイルが存在しない場合は、新しいファイルが作成されます。 |
Fill Character/String |
出力レコードで、未使用または空白の領域を埋める文字を指定します。値を入力しないと、デフォルトで ASCII の空白文字が使用されます。 |
[Text Options] タブにある [Processing] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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ZID Field Options |
[Echo ZID Field Options] -- このオプションを有効にすると、ログファイルに ZID の状態が記録されます。関連情報については、この章の前出の「フィールドオプションを使用する」のセクションを参照してください。 |
Maximum Records Processed |
[Stop after n records processed] -- コネクションを使用して 1 つのアクティビティで処理できるレコードの最大数を指定します。 |
Maximum Length of Simple Text Data |
[n Bytes] -- この値より大きいレコードは、複合形式のバイナリフィールドとして処理されます。 |
Output File Header |
ここで入力したテキスト値は、出力ファイルの先頭に表示されます。 |
Output File Trailer |
ここで入力したテキスト値は、出力ファイルの末尾に表示されます。 |
[Text Options] タブにある [International] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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Days of the Week |
入力テキストファイルの言語で曜日を入力できます。例えば、スペイン語のテキストファイルの場合は、Domingo、Lunes、Martes などと入力します。 |
Months of the Year |
入力テキストファイルの言語で月名を入力できます。例えば、スペイン語のテキストファイルの場合は、Enero、Febrero、Marzo などと入力できます。 |
A.M. String |
入力テキストファイルの言語で午前を表す語を入力できます。 |
P.M. String |
入力テキストファイルの言語で午後を表す語を入力できます。 |
[Text Options] タブにある [Connections] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。
フィールド |
説明 |
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Format is current string = replacement string. |
現在の文字列の代替文字列を指定できます。コネクションの ZID 領域の値を変更することによって、テキストファイル内のフィールドの定義を変更できます。これによって、フィールドに割り当てられる値を別の値に変更できます。 |