@Error (式言語)

表現式内でエラー状態を生成できます。この関数は、複数のフィールドの現在の値を評価し、それらのフィールドの入力データにエラーがあるかどうかを調べる場合に便利です。

構文

@Error

戻り値

@Error

使用法

データ入力エラーを検出するには、@IsError を使用します。

エラーが発生した場合、@Error が返されます。この関数では、これ以外の値は返されません。

@Error では、1 つの値に対しては常にエラー状態が返されます。@Error を単独で式として使用すると、必ずエラーが発生します。

@Error の値を、演算子や @IsError 以外の @関数で検出することはできません。演算子や @関数の引数としてエラー値を使用すると、結果は常に @Error になります。

次の例をよく読んで、@Error と @IsError の違いを理解してください。
  1. 次の例では、[Price] フィールドの値が 100 より大きい場合はその値が返され、そうでない場合は @Error が返されます。
    @If(Price>100;Price;@Error)
  2. 次の例では、[Price] というフィールドに @Error があるかどうかを調べます。@Error がある場合、「There is an error in the price field」という文字列が返されます。フィールドの内容が @Error 以外の場合、「Price Field Okay」が返されます。
    @If(@IsError(Price);"There is an error in the price field";"Price Field Okay")

クロスリファレンス

LotusScript® 言語の On Error ステートメント

LotusScript 言語の Error 関数

Java™ NotesException クラスと NotesError クラス