拡張 HTML の生成を有効にする

拡張 HTML の生成を有効に設定することにより、クラシック Web テーマ、XML 対応の HTML、HTML タグのクローズ、最小化属性の拡張、自動クラスがサポートされます。

拡張 HTML の生成を有効にするには

拡張 HTML の生成を有効に設定すると、クラシック Web テーマ (サーバー用に定義されたテーマ、または自分で作成したアプリケーション固有のテーマ) を選択することができます。

また、XPage アプリケーションで使用するテーマを作成することもできます。詳しくは、『Domino Designer XPages and Eclipse User Guide』の「Creating a theme resource」を参照してください。

サンプルのクラシック Web テーマを以下に示します。

<theme>
  <!-- Global resources used by this theme -->
  <resource>
    <content-type>text/css</content-type>
    <href>/css/default.css</href>
  </resource>

  <!-- Property values -->
  <control>
    <name>body</name>
    	<property>
      	  <name>style</name>
         <value>domino-default</value>
      </property>
  </control>
</theme>

レンダリングされた HTML は以下のようになります。

<html ...>
<head ...>
  <style ...>
    @import url(/css/default.css);
  </style>
...
</head>
<body class="domino-default" ...>
...
</body>
</html>

XML 対応の HTML

以下の例外を除き、Web サーバーによって有効な XML が生成されます。

HTML タグのクローズ

Web サーバーにより、閉じることができる HTML タグはすべてクローズされます。

コンテンツを設定できるタグは、すべて以下のように閉じられます。

<tag></tag>

以下に例を示します。

<option>some text</option>

コンテンツが設定されていないタグは、以下のように閉じられます。スラッシュの前に半角スペースを挿入することにより、この構文は XML と HTML の両方で機能するようになります。

<tag />

以下に例を示します。

<hr />

最小化属性の拡張

1 つの値しか設定できない属性の場合、単純な値に最小化することができますが、この値は有効な XML としては認識されません。Web サーバーにより、こうした最小化属性が拡張されます。

最小化属性の例を以下に示します。

<td nowrap>text</td>

この属性を拡張すると、以下のようになります。

<td nowrap="nowrap">text</td>

自動クラス

特定の Notes オブジェクトに対して生成された HTML の場合、Web サーバーによって自動的にクラス属性が追加されます。

アクションバーの例

HTML レンダリングを使用するように設計されているアクションバーには、以下のコードに示すクラスが追加されています。HTML アクションバーは、各アクションに対する表のセルが行ごとに設定された表形式のコンテンツです。アクションバーは、水平線によって他の HTML ページコンテンツと区別されます。

----- Old Rendering ----
<table ...>
	<tr>
		<td>...</td>
		. . .
	</tr>
</table>

----- New Rendering (with classes added) ----
<table ... class="domino-actionbar">
	<tr>
		<td class="domino-action">...</td>
		. . .
	</tr>
</table>
<hr class="domino-actionbar-sep" />

アウトラインの例

アウトライン (表) の HTML バージョンには、タグで囲まれた表に限り、クラスが追加されています。

----- Old Rendering ----
<table ...>
....
</table>

----- New Rendering (with classes added) ----
<table class="domino-outline" ...>
....
</table>

ビューの例 (HTML バージョン)

HTML によってレンダリングされたビュー ($$ViewTemplate は使用しない) は、以下の設定が定義された完全な HTML ページです。

[action bar] (optional)
[view navigator] (the row of links with "previous", "next", "expand", "collapse", and "search"
[view title]
[view body]
[view navigator]

アクションバーのレンダリングについては、前の説明を参照してください。ビューの本文のレンダリングについては、次のセクションで説明します。ビューの本文に追加されたクラスは、ビューの本文が HTML としてレンダリングされて表示されるたびに生成されます。このビューの本文は、完全な HTML ページの一部として、または別のページやフォームに埋め込まれた形で、あるいは $$ViewTemplate の一部としてレンダリングされます。

デフォルトのビューナビゲータは、以下のように変更されています。

----- Old Rendering ----
<div align="center">
  <table ...>
    <tr>
      <td>...</td>
      ...
    </tr>
  </table>
</div>

----- New Rendering (with classes added) ----
<div align="center" class="domino-view-nav">
  <table ...>
    <tr>
      <td class="domino-view-nav-previous">...</td>
      <td class="domino-view-nav-next">...</td>
      <td class="domino-view-nav-expand">...</td>
      <td class="domino-view-nav-collapse">...</td>
      <td class="domino-view-nav-search">...</td>
  </table>
</div>

デフォルトのビュータイトルは、以下のように変更されています。

----- Old Rendering ----
<div align="center">
view title
</div>

----- New Rendering (with class added) ----
<div align="center" class="domino-view-title">
view title
</div>

ビューの本文の例

ビュー、列のヘッダー行、各エントリの識別用にクラスが追加されています。

----- Old Rendering ----
<table ...>
  <tr ...>
    <th ...>Col Head 1</th><th ...>Col Head n</th>
  </tr>
  <tr ...><td ...>Col 1 value</td><td ...>Col n value</td></tr>
     ...
  <tr ...><td ...>Col 1 value</td><td ...>Col n value</td></tr>
</table>

----- New Rendering (with class added) ----
<table class="domino-view" ...>
  <tr ... class="domino-view-colhead">
    <th ...>Col Head 1</th><th ...>Col Head n</th>
  </tr>
  <tr ... class="domino-viewentry"><td ...>Col 1</td><td ...>Col n</td></tr>
    ...
  <tr ... class="domino-viewentry"><td ...>Col 1</td><td ...>Col n</td></tr>
</table>