Web ユーザーに表示するエラーメッセージをカスタマイズするには、データベースにカスタムエラーメッセージ用のフォームを追加します。エラー状態が発生した場合に、そのエラーのカスタムフォームが存在すると、Domino® では、カスタムフォームを使用してエラーメッセージを表示します。カスタムフォームがなければ、デフォルトのエラーメッセージフォームを使用します。データベースに追加したメッセージフォームが、管理者によって設定されたサーバー用のメッセージより優先されます。
フォームとエラー条件を関連付けるには、次の名前のいずれかをフォームにつけてください。次にエラーメッセージを格納するために [MessageString] という名前の編集可能なテキストフィールドを作成します。エラーメッセージと一緒に表示させるテキスト、リンク、その他のフォームオブジェクトなどを追加します。
フォーム名 |
条件 |
---|---|
$$ReturnAuthenticationFailure |
ユーザー名とパスワードが確認されない場合 |
$$ReturnAuthorizationFailure |
ユーザーがデータベースに対して十分なアクセスレベルを持っていない場合 |
$$ReturnDocumentDeleted |
文書が正しく削除された場合 |
$$ReturnGeneralError |
その他のエラーが起こった場合 |
エラーメッセージを格納するために、次のフィールドのどちらかを作成します。
例えば、[$$ReturnAuthenticationFailure] フォームの [CustomString] という名前のフィールドの式により、認証に失敗した場合の詳細情報がユーザーに対して表示されます。「unauthenticated」というキーワードが含まれている場合、式がデフォルトの [MessageString] フィールドから値を取得して、その値をユーザーに対する説明に変換します。[MessageString] フィールドに「unauthenticated」というキーワードが含まれていない場合は、Domino により [MessageString] の値が使用されます。
@If(@Contains(messagestring;"unauthenticated");"Sorry, the name and password you entered are unknown in our system. If you are new to our site, return to the home page and follow instructions for registering.";messagestring)