出力レコードは、1 行または複数行のテキストになります。複数行を作成するときは、キャリッジリターンまたはラインフィードを UNTIL 文字列として指定します。
Lotus® Connector for Text 内で、各出力レコードの終端を示す文字列を定義できます。Lotus Connector for Text では、このテキスト文字列を使用してレコードが区切られます。例えば、Lotus Connector for Text では、特定のテキスト文字列が検出されると、現在の出力レコードが終わり次のレコードが始まるものと認識されます。デフォルトの区切り記号は改行文字 (¥n) です。
出力用の ZID フィールドの定義の例を次に示します。
(Idn): TYPE TEXT VALUE "IDN:"
Idno: TYPE TEXT START 5 UNTIL "¥nNm:"
Name: TYPE TEXT UNTIL "¥nTel:"
Tel: TYPE TEXT UNTIL "¥nBal:"
Balance: TYPE NUMBER.2 UNTIL "¥nPmt:"
Payment: TYPE NUMBER.2 UNTIL "¥nDate:"
Date: TYPE DATE FORMAT MM.DD.yy上記の例の最初の 4 行に示されているように、文書データを出力するときは、各レコードの終端を示す文字をレコード区切り記号として指定します。この例では、16 進数で表記したパラグラフ記号 (¥0x14) が指定されています。
UNTIL には、エスケープシーケンス (¥n) を含む複数の文字が指定されています。これは、入力フィールドを区切る改行文字を示し、これによって複数行の出力ファイルが作成されます。
入力ファイルの例と同様に、DATE フィールドの設定では、レコードの最後のフィールドに UNTIL が使用されていません。これは、レコードの区切り記号が指定されているので、各出力レコードの最後に区切り記号が自動的に付加されるからです。 また、NUMBER.2 によって小数点が指定されていることにも注目してください。
上記の ZID フィールド定義によって、次のような出力ファイルが作成されます。
IDN:566238744
Nm:Carol Ann Wilson
Tel:1025557746
Bal:40000.98
Pmt:300.00
Date:10-15-93
¶
IDN:012358743
Nm:Nathan Varberg
Tel:1015552345
Bal:3000.00
Pmt:250.00
Date:10-11-93
¶
IDN:524135698
Nm:David Fein
Tel:1015553222
Bal:35599.55
Pmt:1025.50
Date:09-30-93