Domino Designer のカスタムコントロール

Domino Designer のこのリリースでは、カスタムコントロールを作成し、アプリケーションに組み込めるようになりました。カスタムコントロールとは、単一のオブジェクトとして保存されているコントロールの集まりです。Domino Designer サブフォームと同様に、一度作成して複数のページに追加できる設計要素です。カスタムコントロールを更新すれば、これを使用しているページもすべて自動的に、その変更に更新されます。ページごとに個別に更新する必要がないため、設計に要する手間を省くことができます。

カスタムコントロールのよくある使用例は、ビジネス文書への会社のロゴの追加や、宛先ラベル情報のメールやメモフォームへの追加です。カスタムコントロールは、ページの固定部分にするほか、ある式の結果が所定の条件を満たした場合に表示されるようにすることも可能です。例えば、メモ、警告、レターなどの各種のメールメッセージにそれぞれの図形およびスタイルを提供するカスタムメールページの選択肢をユーザーに提供できます。

カスタムコントロールを複数のページで使用しても、更新の際には 1 箇所を修正するだけで済むのに加え、編集可能な領域をカスタムコントロールに追加したり、カスタムコントロールを [コントロール] パレットに整理してアクセスしやすくすることも可能です。デフォルトでは、カスタムコントロールは XSP および XSP-CONFIG ファイルとして Eclipse ワークスペースに保存するようになっています。

Domino Designer のこのリリースでカスタムコントロールがどのように使用されているか、詳しくはこの製品に同梱されている『Domino Designer Xpages ユーザーガイド』ヘルププラグインを参照してください。この情報にアクセスするには、Domino Designer のメニューから [ヘルプ] - [ヘルプコンテンツ] を選択して、Eclipse ヘルプシステムを起動します。プラグインには左側の [目次] パネルからアクセスしてください。