@Certificate (式言語)

Domino ディレクトリの認証パブリックキーから指定された情報を取り出します。

構文

@Certificate( [ dataToRetrieve ] ; Certificate )

パラメータ

[ dataToRetrieve ]

キーワード。構文に示すように必ず角カッコで囲みます。次のキーワードを 1 つ使用します。

[SUBJECT]

認証を受けたユーザー ID かサーバー ID の名前が返されます。

[ISSUER]

認証を発行するために使用された ID の名前が返されます。

[EXPIRATION]

アメリカ・カナダ専用の認証の期限が切れる日時が返されます。

[INTLEXPIRATION]

インターナショナルの認証の期限が切れる日時が返されます。

Certificate

必須。認証パブリックキーが保存されているフィールド名を指定します。

戻り値

dataRetrieved

Subject 名や Issuer 名の文字列リスト、Expiration の日付や IntlExpiration の日付を示す日時値です。

使用法

@Certificate は、マクロやビュー選択式で認証の期限切れが近いユーザーのリストを選択するために使用すると便利です。多数の Domino ディレクトリツールで使用されています。

@Certificate は、データを取り出すだけで、認証情報は変更できません。認証を更新するには、該当する [管理] メニューを使用します。認証パブリックキー情報が保存されているのは、階層 ID を持つユーザーとサーバーだけです。階層なしの ID に対しては Null 文字列が返されます。

構文が正しくない場合は、Null 文字列が返されるだけでエラーメッセージは表示されません。

サーバー上で動作する定期エージェントで使用すると、サーバー ID 名ではなく Null 文字列 ("") が返されます。

この関数は、Web アプリケーションでは使用できません。

  1. 次の例では、Michael Bowling の階層 ID として CN=Michael Bowling/OU=R&D/O=WorkSavers/C=US が返されます。
    @Certificate([SUBJECT];Certificate)
  2. 次の例では、指定した ID を認証した ID の名前が返されます。
    @Certificate([ISSUER];Certificate)
  3. 次の例では、アメリカ/カナダ専用 ID の期限の日時が返されます。
    @Certificate([EXPIRATION];Certificate)
  4. 次の例では、インターナショナル ID の期限の日時が返されます。
    @Certificate([INTLEXPIRATION];Certificate)

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDocument クラスの Signer プロパティ

Java™ Document クラスの Signer プロパティ