固定長レコードを使用するバイナリ入力ファイル

バイナリファイルのデータは、固定長レコードでのみ構成されます。すべてのレコードは同じ量のデータ (バイト数) を持っています。バイナリファイルでは、レコードは 1 つまたは複数の固定長フィールドで構成されます。Text コネクションでは、レコード区切り記号を使用して、バイナリ入力レコードの固定長を指定します。バイナリ入力ファイルは、固定フィールド形式のテキストファイルによく似ています。固定フィールド形式のテキストファイルと同様に、バイナリファイル内のフィールドは、入力レコード上で常に同じ位置にあり、すべて同じ長さになります。

次の例は、IBM® ホストで作成されたデータを Text コネクションで読み込むときの一般的な ZID フィールドの定義方法を示しています。通常、ホストで作成される文字データは、EBCDIC 形式になっています。この例では、Text コネクションがどのような方法で EBCDIC 文字を ASCII テキスト文字に変換するかを示しています。Text コネクションが、ホストで使用されるもう 1 つの共通のデータ形式であるパック 10 進数のデータを数値型に変換している点にも注意してください。

Type: TYPE TEXT VALUE "Customer"
Idno: TYPE TEXT START 01 END 9 EBCDIC
Name: TYPE TEXT START 10 END 29 EBCDIC
Tel:  TYPE TEXT START 30 END 39 EBCDIC
Balance: TYPE PACKED.2 START 40 END 44
Payment: TYPE PACKED.2 START 45 END 59
Date: TYPE DATE START 60 END 67 FORMAT MM.DD.YY EBCDIC