@Ascii (式言語)

LMBCS (Lotus® マルチバイト文字セット) 文字列を ASCII 文字列に変換します。

構文

@Ascii( string ) @Ascii( string ; [ALLINRANGE] )

パラメータ

string

文字列または文字列リスト。LMBCS 文字列を指定します。

[ALLINRANGE]

キーワード。オプション。指定した場合は、元の string 内に ASCII コードの 32 から 127 で表せない文字があるときは Null 文字列 ("") が返されます。

戻り値

newString

文字列または文字列リスト。元の string の各文字が ASCII 準拠の文字に変換されて返されます。ASCII コードの 32 から 127 で表せない文字は疑問符 (?) に置換されます。[ALLINRANGE] を指定したときに ASCII コードの 32 から 127 で表せない文字がある場合は、Null 文字列 ("") が返されます。

使用法

パラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

@Ascii では、文字列が最初に ASCII 準拠の文字に変換され、変換できない文字は疑問符 (?) に置換されます。次に、[ALLINRANGE] を指定した場合は、文字列内の疑問符が調べられます。したがって、元の string に疑問符が含まれているときに [ALLINRANGE] を指定した場合は、string 全体が ASCII コードの 32 から 127 で表せても、Null 文字列 ("")が返されます。

  1. 次の例では、Cue が返されます。
    @Ascii( "Çüé" )
  2. 次の例では、Cue?? が返されます。
    @Ascii( "Çü飥)
  3. 次の例では、Cue と Cue?? がリストで返されます。
    @Ascii( "Çüé" : "Çü飥 )
  4. 次の例では、最後の 2 文字が ASCII コードの 32 から 127 で表せないので Null 文字列 ("") が返されます。
    @Ascii("Çü飥;[ALLINRANGE])
  5. 次の例では、field1 が "Çü飥" という文字列リストのフィールドであれば、Cue??; cat が返されます。
    @Ascii( field1 )