LS:DO は R5 以降メンテナンスモードになっています。開発者は LS:DO を使用しないようにしてください。外部データベースにアクセスする際には、Lotus® Connector LSX (LCLSX) を使用することをお勧めします。
LotusScript® のデータオブジェクト (LS:DO) を使用して、Domino からプログラム的に外部データベースにアクセスできます。LS:DO は LotusScript の拡張ライブラリです。オブジェクト指向のイベント駆動型プログラミング環境で ODBC (Open Database Connectivity) を使用して作業するためのクラスを提供します。LS:DO は、Windows、OS/2、AIX®、Solaris を含む複数のプラットフォーム上で、ODBC バージョン 2.0 標準をサポートします。LS:DO は、Notes クライアントと Domino サーバーのどちらでも利用できます。また、シングルスレッド環境とマルチスレッド環境の両方で機能します。
LS:DO は次の 3 つの LotusScript クラスの集合で、強力な一連のプロパティとメソッドと、SQL のフル機能を備えています。
これらのクラスのプロパティとメソッドを使用すれば、外部データベースにアクセスし、SQL 照会を実行して返されたデータを結果セットへ格納し、その結果セットを操作できます。また、検索元のデータベースに更新した情報を戻すこともできます。
LS:DO を使用すると、次のようなアクションを実行する LotusScript プログラムを作成できます。
LS:DO は、ボタンをクリックする、フィールドから出る、文書を開く、といった Notes の LotusScript イベントに基づくデータアクセスに特に便利です。
LS:DO は次のような種類の操作に最も適しています。
大量の転送にも LS:DO を使用できますが、パフォーマンスは大幅に影響を受けます
LS:DO にはデータの取り出し、更新、格納のためのプロパティとメソッドがいくつか用意されています。
LS:DO のリアルタイムのデータアクセスは、データ入力の最適化 (データの検索やユーザー入力の検証など) には最適の選択肢であり、Notes のモバイルユーザーにもデータにアクセスできる機能を提供します。
LS:DO を使用した作業の詳細については、Notes Domino Application Development Wiki (http://www-10.lotus.com/ldd/ddwiki.nsf) の「LS:DO を使用して ODBC で外部データベースにアクセスする」セクションを参照してください。
特に以下のトピックを参照してください。