複数のデータベースで設計を統一するために、データベースの設計者はデータベースまたはデータベース内の要素をマスターテンプレートに関連付けることができます。設計者はデータベースをマスターテンプレートと手動で同期させることもできますが、多くの場合、この作業は Designer タスクによって行われます。マスターテンプレートの設計が変更されると、マスターテンプレートから設計を継承するすべてのデータベースが Designer タスクによって更新されます。Designer タスクは、デフォルトでは毎日午前 1 時に実行されるように設定されています。Updall タスクは、デフォルトでは午前 2 時に実行されるように設定されており、この Updall タスクによって Designer によって変更されたデータベースのビュー索引が更新されます。
サーバーの Designer タスクでデータベースを更新させるには、マスターテンプレートから設計を継承するデータベースを保存している各サーバーでマスターテンプレートのレプリカを作成する必要があります。
データベースの設計を更新すると、Designer タスクによって、LDAP サービスを実行する Domino® サーバーに LDAP スキーマが再ロードされます。Designer タスクは手動で実行できます。
マスターテンプレートの詳細については、「テンプレートからデータベースを作成する」を参照してください。
LDAP サービスの詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』を参照してください。
単一データベースを更新する場合、次の構文を使用して design サーバーコマンドに引数を指定できます。
design [source-server [dest-server]] [-f single-db-to-refresh] [-d [single-dir-to-refresh]]
design -d mail
design -f names.nsf
design -f mail¥user.nsf