ユーザーが文書を迅速に作成したり読み込んだりできるように、フォームを設計するときには次のガイドラインに従ってください。
フォームを設計する
- 大きなビットマップや図形の使用は避けてください。
- フォームのプロパティ [フィールドを自動更新] の使用は避けてください。その代わりに、選択型のフィールドには [キーワードの変更時にフィールドを更新する] を使用します。あるいは、LotusScript® フィールドイベントを記述して、ユーザーがフィールド間を移動すると、文書を再計算したり、他のフィールドを更新するようにします。
- 多くの計算結果フィールドがある長い表の作成は避けてください。
フィールドを設計する
- @DbColumn 式と @DbLookup 式はできるだけ使用しないようにします。または、一般的により速く、エラーチェックをサポートしている LotusScript プログラムを代わりに使用します。
- 非表示の条件には簡単な式を使用します。
- 可能な限り、フィールドの再計算は避けてください。または、このようなフィールドを作成時の計算結果フィールドに変更してください。作成時の計算結果フィールドは、文書が作成されたときにだけ計算されますが、必要な場合は、ボタン、アクション、またはエージェントを介して後で更新できます。
- フィールド値を設定するには、フィールド自体の条件式を使用するのではなく LotusScript のフォームイベントを使用します。
例えば、文書が保存されているかどうかを示すステータスフィールドをリセットするには、@If(@IsDocBeingSaved;"x";"y") を使用する式を作成する代わりに、QuerySave イベントのスクリプトを作成します。
- フィールドの数、特に非表示フィールドを最小限に抑え、フィールド式の代わりにフォームイベントを使用して処理ロジックを実行します。このようにすると、不必要な再計算を防止できます。
例えば、[State] という非表示の計算フィールドを持つフォームがあるとします。このフィールドには、ワークフロー中の文書の位置と文書の転送先が設定されます。このフィールドを LotusScript のプログラムと置き換えます。このプログラムで、QuerySave のフォームイベント中にフィールド値を設定すると、文書のフィールド値が保存時だけに設定されるようになります。これにより、文書を開いたときや更新したときは、値が設定されなくなります。