以下は、LCConnection クラスの各メソッドの要約です。
以下のメソッドは、データプロバイダへのコネクションを制御します。コネクションは、ほとんどの Connector メタデータとすべての Connector データにアクセスする際に必要です。1 つの Connector に対し、複数のコネクションオブジェクトを使用して複数のコネクションを確立できます。
メソッド |
説明 |
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LCConnection.Connect |
データプロバイダへのコネクションを確立します。 |
LCConnection.Disconnect |
データプロバイダから切断します。 |
各コネクションにつき、アクティブな結果セットは 1 つだけです。結果セットは、SQL テーブルに対する Select ステートメントの実行といったアクションによって作成されるデータです。以下に挙げるメソッドはどれも結果セットを作成し、既存の結果セットに置き換えます。結果セットは Connector 専用言語によるステートメント、Connector に依存しないプロパティとキーまたはパラメータ、または Connector のメタデータから作成できます。Connector のメタデータは SQL テーブルまたはビュー、Notes フォームなどです。
結果セットが作成されたら、その中のデータを取り出すことができます。特定の状況においては、結果セットを直接更新および削除する効果的なライトバックもサポートされます。
メソッド |
説明 |
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LCConnection.Call |
Connector に依存しないプロシージャの呼び出しを、パラメータを指定して実行します。 |
LCConnection.Catalog |
このコネクション経由でアクセス可能なサーバー、データベース、テーブルやビュー、索引、またはテーブル内のフィールドのリストを含む結果セットを作成します。結果セットの各レコードが 1 つのサーバー、データベース、テーブルなどを表します。 |
LCConnection.Execute |
データプロバイダに対してステートメントを実行します。ステートメントはデータプロバイダの言語で指定します。 |
LCConnection.Select |
さまざまな Connector のプロパティを使用して、Connector に依存しない選択を実行します。条件キーの不等式演算子、タイムスタンプなどを使用できます。 |
以下のメソッドは Connector データに対するアクセスと操作を実行します。
メソッド |
説明 |
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LCConnection.Fetch |
現在の結果セットからレコードを取り出します。 |
LCConnection.Insert |
データプロバイダに新規レコードを挿入します。 |
LCConnection.Update |
データプロバイダのレコードを更新します。キー値と更新値を指定します。ライトバックオペレーションの場合はキー値は必要ありません。 |
LCConnection.Remove |
データプロバイダからレコードを削除します。キー値を指定します。ライトバックオペレーションの場合はキー値は必要ありません。 |
以下のメソッドは Connector メタデータに対するアクセスと操作を実行します。
メソッド |
説明 |
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LCConnection.Create |
新規のメタデータオブジェクトを作成します。 |
LCConnection.Drop |
既存のメタデータオブジェクトを削除します。 |
メソッド |
説明 |
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LCConnection.Action |
一連の定義済みアクション (コミットなど) の 1 つを実行します。実行できるアクションは Connector によって異なります。 |
LCConnection.GetProperty |
コネクションのプロパティ値を取り出します。 |
LCConnection.GetProperty <datatype> |
プロパティを特定のデータ型として取り出します。 |
LCConnection.ListProperty |
サポートされるプロパティと値をリストします。 |
LCConnection.LookupProperty |
あるプロパティがサポートされるかどうかを検証します。 |
LCConnection.SetProperty |
コネクションのプロパティ値を設定します。 |
LCConnection.SetProperty <datatype> |
プロパティを特定のデータ型として設定します。 |