LCConnection の New メソッド

LCConnection クラスのオブジェクト用のコンストラクタです。

定義位置

LCConnection

構文

Dim connectionName As New LCConnection(libraryName) ' DECS only

または

Dim connectionName As New LCConnection(ConnectionDocumentName) ' LEI Scripted Activity agents only

パラメータ

パラメータ	説明
libraryName	DB2® や Oracle などのインストールされている有効な Connector の名前。db2.lcx または oracle.lcx は Domino ディレクトリにあります。order、meter などの Metaconnector 名も使用できます。注: 一部のファイルシステムでは大文字と小文字が区別されるので、libraryName は小文字で入力してください。インストールされている Connector の判断に使用する LCSession.ListConnectors メソッドを参照してください。
ConnectionDocumentName	LEI Administrator にある有効なコネクション文書の名前。

説明

libraryName

DB2® や Oracle などのインストールされている有効な Connector の名前。db2.lcx または oracle.lcx は Domino ディレクトリにあります。order、meter などの Metaconnector 名も使用できます。

注: 一部のファイルシステムでは大文字と小文字が区別されるので、libraryName は小文字で入力してください。インストールされている Connector の判断に使用する LCSession.ListConnectors メソッドを参照してください。

ConnectionDocumentName

LEI Administrator にある有効なコネクション文書の名前。

使用法

LCConnection の New メソッドを使用するときは、次のことを考慮してください。

コネクションライブラリはファイル名で指定します。ファイルは Notes の実行可能ディレクトリにあり、「.dcx」という接尾辞が付いています。
LEI Server は、Scripted アクティビティを実行する際に Notes データベース内の LotusScript® のエージェントを呼び出します。LCConnection の New メソッドをこの状況で使用する場合は、LEI Administrator データベース (decsadm.nsf) 内のコネクション文書の名前を指定します。Connector 名は指定できません。Server、UserID、Password、Metadata などすべてのコネクションのプロパティは、このコネクション文書内の情報に基づいて入力されます。プロパティはその後変更できます。例えば、コネクション文書で指定されているテーブルとは別のテーブルを使用するには、Metadata プロパティを変更します。
Scripted アクティビティのエージェント以外のケースでは、コンストラクタの引数には Connector または Metaconnector を指定します。基本的な Connector は LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) および Domino に付いていますが、その他の Connector はオプションで購入できます。または、LC API を使用して独自の Connector を作成できます。詳しくは、『Lotus Connectors 接続ガイド』(http://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/lei/) を参照してください。
Metaconnector を使用する場合は ConnectorName プロパティに実際のコネクション名を指定します。以下の例はこれを例示しています。
コンストラクタはこのコネクションに対して数値のコードを割り当てます。このコードはすべてのコネクションで固有で、フィールドの仮想コードとして使用できます (LCField.SetVirtualCode を参照)。この値はプロパティ LCTOKEN_CONNECTION_CODE として取り出せます。コネクション型 (DB2 など) にも数値の仮想コードがあり、LCTOKEN_CONNECTOR_CODE プロパティで取り出せます。このコードを使用して、フィールドリストをマージする際に特定のコネクションまたは Connector と連動するフィールドを分離できます。詳しくは、LCFieldlist.MergeVirtual メソッドを参照してください。

例

' DECS only
Dim MyNewConnectionName as New LCConnection("oracle") 
 
' LEI scripted agents only
Dim MyNewConnection as New LCConnection("OracleConnDoc")

' with the "order" metaconnector
Option Public
Option Declare
Uselsx "*lsxlc"
Sub Initialize
	Dim birthdayTable As New LCConnection("order")
	Dim flds As New LCFieldList
	Dim i As Integer
	
	With birthdayTable
		.ConnectorName = "db2"
		.Database = "STATS" ' local database, no userid.
		.Metadata = "BIRTHDAYS"
		.OrderNames = "BIRTH_DATE" ' order metaconnector will sort by this field.
		.Connect
		.Select Nothing, 1, flds
		Do While birthdayTable.Fetch(flds)
			For i = 1 To flds.FieldCount
				Print flds.GetName(i) & " = " & flds.GetField(i).Text(0)
			Next
		Loop
	End With
End Sub

出力例

FIRSTNAME = Anapest
LASTNAME = Jones
BIRTH_DATE = 04/03/1901
FIRSTNAME = Ozymandias
LASTNAME = Miller
BIRTH_DATE = 02/20/1979
FIRSTNAME = Chlorine
LASTNAME = Foss
BIRTH_DATE = 09/01/1980