次に示すのは、パラメータ付きの Connector エラーです。
&H3101 -- 12545 LCFAIL_INVALID_METADATA -- Metadata object ['METADATA'] does not exist
「Metadata」プロパティで指定された値は、外部システムの有効なメタデータオブジェクトではありません。通常は、無効なメタデータ名が表示されます。有効な値が指定されていることを確認します。一般的なエラーには、名前の入力誤り、大文字と小文字が区別されるシステムでの文字指定の誤り、不適切なデータベースへの接続などがあります。
&H3102 -- 12546 LCFAIL_TYPE_MISMATCH -- Type mismatch [for field 'FIELDNAME'] [; Connector: TYPE1] [, External: TYPE2]
データ型が一致していません。暗黙的なデータ変換が行われるのは、データ型の「クラス」(数値、ストリーム、または日時) 内のみです。異なるクラス間でのマッピング (INT から TEXT、DATETIME から NUMERIC など) を実行しようとすると、このエラーが発生します。通常は、該当するフィールド名とデータ型がエラーテキストに表示されます。マッピング対象のデータ型が同じデータ型クラスのメンバであることを確認してください。
&H3103 -- 12547 LCFAIL_DUPLICATE Duplicate object ['NAME']
Sybase、Oracle、DB2® などのデータベース固有の Connector を使用している場合に、既に同じ名前のオブジェクトが存在していることを表すエラーです。別のオブジェクト名を選択してください。このエラーは、API オブジェクトまたは外部システムオブジェクトを作成する場合に発生します。例えば、新しいメタデータオブジェクトを作成するときに、同じ名前のメタデータオブジェクトが既に存在する場合です。ODBC を使用している場合は、このような状況で LCFAIL_DUPLICATE ではなく LCFAIL_EXTERNAL が発生します。
&H3104 -- 12548 LCFAIL_FIELD_COUNT_MISMATCH -- Field count mismatch [; Connector: COUNT1, External: COUNT2]
Connector と外部システムのフィールド数が一致しません。この問題は、自動的に解決される場合もあります (指定より多くのフィールドをサポートする外部システムにフィールドを書き込む場合など)。それ以外の場合は、このエラーが発生します (3 個のフィールドをサポートする外部システムに 5 個のフィールドを書き込む場合など)。このエラーを回避するには、フィールドフラグを使用して、オペレーションのたびにフィールドリストからフィールドを削除します。
&H3105 -- 12549 LCFAIL_KEY_COUNT_MISMATCH -- Key count mismatch [; Connector: COUNT1, External: COUNT2]
2 つのシステムのキーの数が一致していません。2 つのシステムにキーを指定する必要がある場合は、両方のシステムのキーの数は同じでなければなりません。
&H3106 -- 12550 LCFAIL_STAMPFIELD_TYPE -- Timestamp field ['FIELDNAME'] must be type Datetime [; Actual: TYPE]
Connector の「StampField」プロパティに指定されたタイムスタンプのフィールドは、日時型の外部フィールドを表していなければなりません。データ型が数値またはストリームである場合にこのエラーが発生します。
&H3107 -- 12551 LCFAIL_FIELD_TYPE -- Type mismatch for field ['FIELDNAME'] used in this context [; Expected: TYPE1 [, Actual: TYPE2]]
Connector の特定の機能を使用するには、特定の型のフィールドを指定する必要があります。フィールドが特定のデータ型でなければならない状況で、互換性のないデータ型を指定した場合にこのエラーが発生します。
&H3108 -- 12552 LCFAIL_MERGE_FIELD -- Field mapping failed due to a missing field ['FIELDNAME']
メソッド LCFieldlist.Merge または MergeVirtual を使用するときに、フィールドリスト間の不一致がありました。名前リストにあるフィールドがデータリストに見つからないか、その逆です。このような不一致があり、フィールドの損失を許可するマージフラグ LCMERGEF_NAME_LOSS または LCMERGEF_DATA_LOSS が指定されていない場合に、このエラーが発生します。エラーに表示されたフィールドに対応するフィールドが、対応するフィールドリストに存在していることを確認してください。
&H3109 -- 12553 LCFAIL_MISSING_PROPERTY -- No value supplied for required property ['PROPERTY']
要求されたオペレーションを実行するには、このプロパティに値を指定する必要がありますが、値が指定されませんでした。このプロパティに有効な値を指定してください。Connector または呼び出すメソッドのドキュメントを確認してください。例えば、LCConnection.Create メソッドを使用して索引を作成する場合は「Index」プロパティが必要ですが、このプロパティの値を指定しないとこのエラーが発生します。
&H310A -- 12554 LCFAIL_PROPERTY_CONFLICT -- Conflicting values for properties ['PROPERTY1' and 'PROPERTY2']
この 2 つのプロパティに指定された値が矛盾しています。Connector のプロパティ値の矛盾については、Connector のドキュメントを参照してください。
&H310B -- 12555 LCFAIL_INVALID_PROPERTY -- Invalid property ['PROPERTY']
このプロパティを取得または設定しようとしましたが、Connector でサポートされていないため、失敗しました。Connector でサポートされるプロパティの詳細については、Connector のドキュメントを確認してください。
&H310C -- 12556 LCFAIL_PROPERTY_VALUE -- Invalid property value [for property 'PROPERTY']
このプロパティに指定された値は、有効な値ではありません。Connector で有効なプロパティの値については、Connector のドキュメントを参照してください。
&H310D -- 12557 LCFAIL_INVALID_CHARSET -- The text format provided ['CHARSET'] is not a valid connector character set indicator
キャラクタセットをテキスト表現で指定しようとしましたが、文字列が無効のため失敗しました。サポートされているキャラクタセット文字列の一覧については、ドキュメントを確認してください。
&H310E -- 12558 LCFAIL_READ_ONLY_PROPERTY -- Cannot change the value of read-only property ['PROPERTY']
このプロパティは、この Connector では読み込み専用ですが、値を設定しようとしました。例えば、一部の Connector では「TextFormat」プロパティには値を割り当てることができないため、値を割り当てようとするとこのエラーが発生します。
&H310F -- 12559 LCFAIL_MISSING_CONNECTORLCX -- Cannot load Connector LCX Library ['CONNECTOR']
Connector のライブラリ .LCX ファイルをロードできませんでした。指定した Connector が有効で、そのシステムで使用可能であることを確認してください。このエラーの原因として、Connector をサポートするためのクライアントファイルがインストールされていないことが考えられます。例えば、Connector for DB2 を使用するには、DB2 クライアント製品をインストールする必要があります。
&H3110 -- 12560 LCFAIL_INVALID_CONNECTORLCX -- Invalid Connector LCX Library ['CONNECTOR']
Connector のライブラリ .LCX ファイルが見つかり、ロードされましたが、有効な Connector ではありませんでした。有効な Connector のライブラリについては、IBM® または Connector のベンダーにお問い合わせください。