LCFieldlist オブジェクト内のフィールドのデータは、プロパティとして名前によってアクセスできます。プロパティのデータ型は、フィールドのデータ型により異なります。プロパティは、次の表に示す LotusScript® のデータ型の配列です。例えば、フィールドリストに OrderID というフィールドがある場合は、次のスクリプトを使用して最初の値を取得できます。
Identification = fieldlist.OrderID(0)
フィールドは、次の構文で設定します。
fieldlist.OrderID = "Bart-001"
LCFieldlist オブジェクトでは、コンストラクタのパラメータに応じて、各フィールドに 1 つ以上の値を格納できます。オブジェクトが複数の値を格納するよう作成されている場合は、2 番目以降の値にフィールド名によってアクセスするには添字を変更します。配列を割り当てることにより、複数の値を設定できます。
フィールドに含まれる値が 1 つのみの場合 (通常はこの形式が使われます) も、値は配列になります。LotusScript の配列では、通常、インデックスは常に 0 から始まります。これに対し、各種メソッドのパラメータとして指定するインデックスの値は 1 から始まります。したがって、fieldlist.fieldname 形式を使用する場合は、1 を引いて等価なインデックスを求める必要があります。
fieldlist.OrderID(0) = "Bart-001" ' NOT VALID
代入演算子 = の前にインデックスを指定することはできません。値は、フィールド全体に代入する必要があります。フィールドが複数の値を格納可能な場合は、= の後で配列を使用するか、LCField プロパティを使用して 1 つずつ値を代入します。
フィールドの種類 |
戻り値の型 |
---|---|
LCTYPE_CURRENCY |
通貨 |
LCTYPE_DATETIME |
Variant (日付/時刻) |
LCTYPE_INT |
Long 型 |
LCTYPE_FLOAT |
Double 型 |
LCTYPE_NUMERIC |
Double 型 |
LCTYPE_TEXT |
String |
LCTYPE_BINARY |
String |