このクラスは、タイムゾーンのオフセットを表し、夏時間を認識します。
TimeZone を取得するには、getDefault を使用します。このメソッドは、プログラムが実行される場所のタイムゾーンに基づいて TimeZone を作成します。例えば、日本で実行されるプログラムの場合、getDefault は日本の標準時に基づいて TimeZone オブジェクトを作成します。
getTimeZone を使用し、タイムゾーン ID を指定して、TimeZone を取得することもできます。例えば、米国の太平洋標準時間帯のタイムゾーン ID は「America/Los_Angeles」です。したがって、米国の太平洋標準時間の TimeZone オブジェクトを取得するには、次のように入力します。
TimeZone tz = TimeZone.getTimeZone("America/Los_Angeles");
getAvailableID メソッドを使用すると、サポートされるすべてのタイムゾーン ID を反復処理できます。これで、サポートされる ID を選択し、TimeZone を取得することができます。 必要なタイムゾーンが、サポートされる ID では表されていない場合は、以下の構文を使用してカスタムタイムゾーン ID を作成できます。
GMT[+|-]hh[[:]mm]
例えば、カスタムタイムゾーン ID として GMT+14:00 を指定します。カスタムタイムゾーン ID を指定した場合に返される TimeZone には、夏時間は含まれていません。
JDK 1.1.x との互換性を保つため、そのほかに 3 文字のタイムゾーン ID (例えば「PST」、「CTT」、「AST」など) もサポートされています。ただし、これらの使用は推奨されません。これは、同じ省略形が複数のタイムゾーンに使用されていることが多く (例えば、「CST」は米国の「中央標準時」の場合と「中国標準時」の場合がある)、Java™ プラットフォームはそれらのうちの 1 つしか認識できないためです。