Locale (Runtime - JavaScript)

Locale オブジェクトは、特定の地理的、国家的、文化的地域を表します。Locale がそのタスクを実行する必要がある操作は、ロケール依存と呼ばれます。この操作では、Locale を使用して、情報をユーザーに合うように調整します。たとえば、数値はユーザーの国、地域、文化の慣習に従ってフォーマット設定する必要があるため、数値の表示はロケール依存操作になります。

次のコンストラクタのいずれかを使用して、Locale オブジェクトを作成します。
  • new Locale(language:string)
  • new Locale(language:string, country:string)
  • new Locale(language:string, country:string, variant:string)
最初のパラメータは、有効な ISO 言語コードです。これらのコードは、ISO-639 で定義される小文字 2 文字のコードです。

2 番目のパラメータは、有効な ISO 国別コードです。これらのコードは、ISO-3166 で定義される大文字 2 文字のコードです。

3 番目のパラメータはバリアントコードです。 Variant コードは、ベンダーとブラウザに固有です。 例えば、Windows には WIN、Macintosh には MAC、POSIX には POSIX を使用します。2 つのバリアントがある場合は、それらを下線で区切り、最も重要なバリアントを最初に指定します。 たとえば、スペイン語 (Traditional Spanish) の照合では、言語、国、バリアントのパラメータとして new Locale("es", "ES", "Traditional_WIN") を指定してロケールを構成します。

Locale クラスには、よく使用されるロケールの Locale オブジェクトを作成するのに使用できる便利な定数がいくつか用意されています。たとえば、Locale.US と指定すると、米国の Locale オブジェクトが作成されます。

Locale を作成した後は、この Locale にそれ自身に関する情報を照会することができます。 ISO 国別コードを取得するには getCountry を使用し、ISO 言語コードを取得するには getLanguage を使用します。getDisplayCountry を使用すると、ユーザーに表示するのに適した国の名前を取得できます。同様に、getDisplayLanguage を使用すると、ユーザーに表示するのに適した言語の名前を取得できます。getDisplay メソッドはそれ自体がロケール依存であり、2 つのバージョンがあります。1 つはデフォルトロケールを使用し、もう 1 つはパラメータとして指定されたロケールを使用します。