ユーザークラス

Domino® または Java™ パースペクティブを使用して、アプリケーション内でユーザー Java クラスを作成できます。このクラスは、完全修飾名を指定することによって、JavaScript 内で呼び出すことができます。このクラスは、(デフォルトのパッケージではない) パッケージに属する必要があります。

ユーザークラスの作成

Domino パースペクティブで、[コード] > [Java] に移動し、Java クラスを作成および保守します。 Java パースペクティブで、[コード/Java] に移動します。

以下に、アプリケーションに組み込むことが考えられる Java コードの例を記載します。

package pkg1;
public class Class2 {
	public String hello() {
		return "Hello world!";
	}
}

以下の計算結果フィールドは、ユーザークラスの Java 関数を呼び出します。

var mc = new pkg1.Class2();
return mc.hello();

Domino パースペクティブ内の Java 設計要素の使用

Domino パースペクティブの [コード] > [Java] では、ClassInterfaceEnum 要素を新規に作成することができます。これらの要素を作成および保守するには、標準の Eclipse Java エディタを使用します。

Java パースペクティブでは、パッケージが通常のディレクトリとして表示されます。Designer パースペクティブでは、パッケージの後にスラッシュが表示されます。例えば、pkg1 パッケージ内の myClass2.java は、アプリケーションナビゲータでは pkg1/myClass2.java と表示されます。

Java 設計要素を削除すると、そのクラスファイルも同じく削除されます。要素の名前を変更すると、クラスファイルが削除され、すべての要素がリファクタリングされます。

Domino アプリケーションの .classpath には Code¥Java が組み込まれるため、これらの設計要素は自動的にコンパイルされます。クラスファイルはアプリケーション内部に保管されます。その抽出方法は、XPage の場合と同じです。仮想ファイルシステムでは、クラスファイルは .java ファイルとは分けられ、WebContent¥WEB-INF¥classesの下に配置されます。設計文書プロパティでフィールドを調べると (または NotesPeek で調べると)、文書に保管されているクラスアイテムを確認できます。