getMailInfo (NotesDirectory - JavaScript)

指定されたユーザーのメールデータを返します。

定義場所

NotesDirectory

構文

getMailInfo(username:string) : java.util.Vector

getMailInfo(username:string, getver:boolean, errorOnMultipleMatches :boolean) : java.util.Vector

パラメータ 説明
username メール情報を要求するユーザーの名前。
getver true の場合、ユーザーのホームメールサーバーのビルド番号とバージョン情報が要求されます。 デフォルトは false。
errorOnMultipleMatches 一致するユーザー名が複数存在する場合の処理方法を指定します。 true の場合、例外がスローされます。false の場合、最初に一致したユーザー名が使用されます。 デフォルトは true です。
戻り値 説明
java.util.Vector ベクトルには以下の要素が含まれています。
  • メールサーバー - 指定されたユーザーのホームメールサーバー。
  • ビルド番号 - getver が true の場合は、指定されたユーザーのメールサーバーのビルド番号のストリング表記 (303 など)。 getver が false の場合は、空のストリング。
  • Domino® のバージョン - getver が true の場合は、指定されたユーザーのメールサーバーの IBM Domino バージョンのストリング表記 (Build V80_07042006NP など)。getver が false の場合は、NULL のストリング。
  • メールファイル - 指定されたユーザーのメールファイル。
  • 短縮名 - 指定されたユーザーの名前の短い形式。
  • メールドメイン - 指定されたユーザーのメールアドレスの Notes ドメイン。
  • ユーザー名 - 指定されたユーザーに対して有効なユーザー名リスト内の最初のエントリ。
  • インターネットメールアドレス - 指定されたユーザーのインターネットメールアドレス。
  • 不在通知 - 不在通知サービスのタイプ。「1」はエージェントを示し、「2」はサービスを示します。

使用法

メール情報のディレクトリ検索の場合、ディレクトリクラスのインスタンスに対して指定された常駐サーバーが使用されます (存在する場合)。 これが失敗すると、メソッドのブートストラップ情報が、ユーザーの現在の操作環境から収集されます。

errorOnMultipleMatches が true で、同じ名前について複数の一致が見つかった場合、エラーコード 4751「ディレクトリにこのユーザーの複数のエントリが含まれています」というエラーコードがスローされます。

検索要求に対してサーバーの応答がない場合、エラーコード 4749「サーバーにアクセスできません」というエラーコードがスローされます。

ユーザー名がディレクトリ内に見つからなかった場合、エラーコード 4731「ユーザーがディレクトリに見つかりません」というエラーコードがスローされます。

その他の理由でメソッドが失敗した場合、エラーコード 4730「GetMailInfo が失敗しました」というエラーコードがスローされます。

getver が true で、指定されたユーザーのホームサーバーが使用できない場合、BuildNumber と DominoVersion はブランクのままになります。

例

このボタンにより、現在のユーザーのメール情報が取得されます。 
var dir:NotesDirectory = session.getDirectory("tornado/UNIX/Notes");
var mailinfo = dir.getMailInfo(session.getUserName(), true, true);
requestScope.status = requestScope.status + "¥nMail server: " + mailinfo[0];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nBuild number: " + mailinfo[1];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nDomino version: " + mailinfo[2];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nMail file: " + mailinfo[3];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nShort name: " + mailinfo[4];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nMail domain: " + mailinfo[5];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nUser name: " + mailinfo[6];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nInternet mail address: " + mailinfo[7];
requestScope.status = requestScope.status + "¥nOut of office type: " + 
	(mailinfo[8] == 1 ? "Agent" : "Service");

言語間の参照

LotusScript® NotesDirectory クラスの GetMailInfo

親トピック: NotesDirectory (JavaScript)