この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
多要素認証はユーザー側でも操作が必要であったり、デバイスの交換などいろいろと運用、管理作業が発生します。そのあたりもおさえておきましょう。
ユーザーがTOTPの利用を開始するにあたって必要な作業があります。Microsoft の認証アプリや Authy の認証アプリをセットアップする必要があります。どのような設定の流れかを下記ページでみておきましょう。
参考 URL: ユーザーが TOTP を設定する方法
TOTP の使い勝手を左右する設定にトークンの有効期間があります。自分の経験上 60秒が一般的のようですが、Domino は 30 秒がデフォルトです。30 秒だともたもたしていると間に合わないこともあるでしょう。TOTP_STEPSIZE という notes.ini で変更が可能です。
参考 URL: TOTP 用の notes.ini 設定
ユーザーがデバイスを紛失したなどの場合、TOTP をリセットする必要があります。方法はは2つあり、「ボールト・データベースで操作する」か「Domino Administrator で操作する」です。どのような操作かを確認しておきましょう。
参考 URL: ユーザーの TOTP 設定をリセットする
管理者は、ユーザーが TOTP のセットアップが完了しているかを確認したい場合があるでしょう。ボールト ID 文書の TOTP URI フィールドを見ることで確認できます。知っていればなんともないのですが、知らないと見当が付かないところなので要注意です。下記文書の一番下の部分を確認しておきましょう。
参考 URL: ユーザーが TOTP を設定する方法