Z Asset Optimizer v2.1: optimise z/OS software asset without complications の翻訳版です。
HCL Z Asset Optimizer v2.1: 複雑な手続き不要で z/OS ソフトウェア資産を最適化
2020年11月19日
著者: Kenichi Yoshimura / Senior Product Manager
HCL Z Asset Optimizer (ZAO) V2.1 がついにリリースされました。HCL Z Asset Optimizer (ZAO) は、IBM z/OS メインフレームシステム上のソフトウェア資産を発見し、監視するためのマーケティングをリードするソリューションです。特に、ソフトウェア資産の管理に関連する日常業務を簡素化し、z/OS メインフレーム環境を最適な状態に保つために設計されています。
ZAO は、IBMやその他の ISV の15,000 以上のベンダーのソフトウェア製品、バージョン、機能を認識します。ZAO は、ソフトウェア資産のインベントリーを発見し、z/OS 環境全体での使用状況を監視します。ZAO のレポートにより、ユーザーは、各 z/OS システムにどのようなソフトウェア製品がインストールされているか、どのくらいの頻度で使用されているか、誰がそのソフトウェアを使用しているかなどを理解することができます。
ZAO V2.1 は、ソフトウェアライセンスの照合プロセスを非常に簡単にします。ZAO V2.1 のライセンス検証機能では、ユーザーがソフトウェアのライセンス情報を指定することができます。ライセンス情報があれば、ソフトウェアのインベントリーや使用情報とライセンス情報を比較し、z/OS 環境を最適な状態に保つために見直しが必要な箇所を特定することができます。具体的には、ソフトウェアライセンスコストを削減するための機会と、ソフトウェア監査の失敗のための潜在的なエクスポージャーを特定します。
ZAO は、z/OS システム上で実行されている社内アプリケーションの使用状況を発見し、報告することができます。メインフレーム・テクノロジーの伝統を考えると、メインフレーム・システム上に大量の社内プログラムのインベントリーが存在することはよくあることです。メインフレームのオーナーは、ZAO インベントリーの発見と使用状況の監視により、未使用のプログラムを排除するための決定を下すことができ、また、メインフレームのハードウェア投資に最適なプログラムを維持するためにコンパイラのアップグレードを計画することができます。
豊富なソフトウェア資産情報は、ZAO V2.1 の REST API を使用してアクセスできるようになりました。APIを利用することで、要件に応じた業務プロセスやアプリケーションにソフトウェア資産情報を確実かつ効率的に組み込むことができます。
ZAO V2.1 は、Z 上の Linux 用 Docker Container イメージとして利用可能です。ZAO V2.1 は、ソフトウェア資産情報を管理するために z/OS 上の IBM Db2 と DBA を必要としません。IBM Integrated Facility for Linux (IFL) エンジンを活用して、製品を実行するための TCO を下げることができます。
これらの機能強化が皆様の日々のソフトウェア資産管理活動に役立つことをご理解いただけることを願っています。2020年11月27日に開催されるウェビナーでは、ZAO V2.1 の主な機能強化をご紹介しますので、ぜひご参加ください。
簡単な紹介動画はこちらをご覧ください。
HCL Software はメインフレーム関連のソフトウェアも開発、販売しております。HCL Z Asset Optimizer はソフトウェア資産を検出し、ライセンス費用の最適化やライセンス違反回避を可能にするものです。
7分強の製品紹介ビデオを HCL Z Asset Optimizer 製品ページに追加しました。メインフレーム資産管理に課題をお持ちのお客様には是非ご覧いただきたいと思います。