AppDev Pack に関する以下の記事を公開しました。
AppDev Pack の利用例1:Node.js アプリケーションからの匿名アクセス
AppDev Pack を使って Node.js アプリケーションから Domino データベースにアクセスするサンプルの実行手順を説明します。この手順では非 SSL の匿名ユーザーとしてサンプルを実行します。
AppDev Pack の利用例2:Node.js アプリケーションからの認証アクセス
AppDev Pack を使って Node.js アプリケーションから Domino データベースにアクセスするサンプルの実行手順を説明します。 「App DevPack の利用例1:Node.js サーバーからの匿名アクセス」と結果は同じですが、今回は TLS で接続を行い、クライアント証明書のユーザーで処理を行います。
AppDev Pack の利用例3:IAM サービスを利用した OAuth 2.0 の認可処理の実装
AppDev Pack で提供される、Node.js の IAM Server アプリケーションと、IAM Client アプリケーションのサンプルアプリケーション (cfg-test) を使用して、OAuth 2.0 / Open ID Connect のフローを確認します。
2020年10月8日、HCL Domino AppDev Pack 1.0.6 がリリースされました。詳細は製品ドキュメント (英語) を参照してください。
新機能
リリース 1.0.6 でのサポート環境
Notes/Domino 11.0.1 と並行して開発されていた HCL AppDev Pack 1.0.4 が一足先にリリースされました。HCL Software License Management Portal からダウンロードできます。
今回のリリースでの新機能・機能改善は以下の通りです。
Domino Event Publisher は継続して開発を進めています。
2020年12月20日に HCL Domino AppDev Pack 1.0.3 がリリースされましたが、「ドキュメント類がなくてどう使ってよいのか分からない」という声が寄せられています。
現在、ドキュメント類がリリースされていないことは事実で確認をしております。開発部門(海外)は年末年始休暇に入っており確認に時間を要しています。問題は認識しております。もう暫くお待ちくださるようにお願いします。
お待たせしておりました HCL Notes/Domino 11、HCL Sametime 11、HCL AppDev Pack 1.0.3 が本日 2019年12月20日にリリースされました。
HCL Software License Management Portal (ダウンロード・サイト) からダウンロードできます。関連するサポート技術情報を掲載します。
製品ドキュメントは、Dominoサーバーを含め、製品内にNSFで同梱されています。
2019/12/21 07:00 追記
Domino_11.0_SLP_Japanese.exe (Domino用日本語Language Pack)を実行すると、エラーが発生してインストールできない問題が報告されています。ダウンロード・サイト上のこのファイルは Domino_11.0_SLP_Japanese.tar に置換されました。お手数ですが、拡張子が.exe をダウンロードされた場合は、再度のダウンロードをお願いします。あるいは、既にダウンロードされたファイルの拡張子を.tarにリネームしてください。
以前にお知らせした標記の Webinar が 9/12 に開催されましたが、そのリプレイが公開されました。フォームに記入するとリプレイ (60分) が開始されます。一定期間が経過すると削除されますのでご注意ください。
標題は Domino App Dev Pack ですが、25分にもおよぶ LEAP のデモが含まれていて、どちらかと言えば LEAP に重点がおかれたセッションでした。
LEAP とは
LEAP とは旧 IBM Forms で、ブラウザーを使用してフォームの作成からデータの集計までを行える簡易アプリケーション・ツールです。
簡単なアンケートや集計作業、特にWeb アクセスを必要とする場合、Domino Designer で設計することはかなり骨が折れる作業です。組み込み LEAP を使えば、一般ユーザーに多少の研修を行うことで、フォームの設計から集計までをエンドユーザーに任せられるようになります。
Low-Code 戦略としての LEAP の Domino 組み込み (連携)
その LEAP を Domino に組み込むこと (連携させること) が、Low-Code 戦略の柱の一ひとつとして位置づけられています (製品に内蔵されるのか、別製品の連携なのかは現時点では明らかにされていません)。
LEAP はこれまで WebSphere Application Server を実行環境、データ格納先として DB2 を必要としていましたが、今回の連携ではそれぞれ、Domino と NSF に代替されます。LEAP という製品は引き続き残りますので、従来通り WAS と DB2 を使うこともできます。
NSF にデータが格納されることで、アプリケーションのポータビリティーやアクセス管理がしやすくことが期待されます。ただし、フォームやビューに Notes クライアントからアクセスすることはできません。Notes からアクセスすると Web 画面にリダイレクトされます。フォームの設計で集計したデータは Web ブラウザー上で行います。Domino Designer でフォームに手を多少入れることはできるようです。
なお、今回のセッションでは、ライセンスについては触れられていません。
リプレイの内容
00:00 - 04:50 アプリ開発環境の戦略説明
04:50 - 09:20 AppDev Pack 1.0.2 解説
09:20 - 12:45 V11 および将来展望解説
12:45 - 15:35 Low Code 戦略
15:35 - 22:35 Builder (LEAP) の解説
22:35 - 47:45 デモ
47:45 - 59:49 Q&A
ここのところ、製品のリリースが続き、嬉しいやら、いろいろと追い付かないことが多く苦しいやらの最近です。 先週、Domino AppDev Pack 1.0.2 がリリースされました。
英語ブログ: https://www.cwpcollaboration.com/blogs/hcl-appdev-pack-version-102-for-domino-is-here
ドキュメント: https://doc.cwpcollaboration.com/appdevpack/docs/en/homepage.html
AppDev Pack は、Domino アプリケーション開発機能を拡張して、外部アプリケーションの権限管理、OAuth によるアプリケーションにアクセスの認可を与える仕組み、Node.js アプリケーションから Notes/Domino にアクセスする仕組みなどを提供するものです。
Domino はこれまで簡易言語、LotusScript、C API、Java API をサポートしてきましたが、AppDev Pack により Node.js をサポートすることで最新の環境に対応しています。Node.js の開発スキルさえあれば、Domino のアプリケーション環境を容易に操作でき、既存のアプリのモダナイズや、既存の Domino インフラを活用して新たなアプリケーション開発が可能になります。
今回の 1.0.2 での改良点は以下の通りです。
Identity and Access Management(IAM)の改善
IAM サービスを使用すると、リモート・アプリケーションから OAuth2.0 プロトコルを使用して Domino に対して認証できるようになりました。AppDev Packのバージョン 1.0.2 での改良点は以下の 3 点です。
名前、閲覧者、作成者のアイテムを作成、読み取り機能
添付ファイルを作成、読み取り、削除する機能
Domino サーバー・タスクである Proton が、Domino ディレクトリーに対してアプリケーション証明書を使用して、エントリーを更新する機能
以上の機能強化に加えて、プリビュー機能 (サポートはされていない機能) として、“Act as User” 機能を実装しています。これは、ユーザーに代わって、domino-db アプリケーションがリクエストを生成する機能です。
リクエストできるようにする「ユーザーとして機能」と呼ばれる機能のプレビューを提供しています。この機能は、AppDevパックの次のような複数のコンポーネントに実装されています。実装されている箇所の例は以下の通りです。
IAMサービス:Domino データベース・アクセス部分と、その他のページの関連セクション
Proton のデータベース構成でユーザー管理で管理者として機能
domino-db モジュールでユーザーとして機能する