New Version Release: HCL RTist 11.2 2023.27
HCL RTist 11.2 2023.27: 新バージョンのリリース
2023年7月26日
著者: Cristina Suchland / Manager, HCLSoftware
HCL RTist は、複雑なイベント駆動型のリアルタイムアプリケーションを作成するための開発環境です。 これは、組み込み、IoT、およびリアルタイムの設計、分析、構築および導入のための機能豊富なツールを備えたソフトウェアエンジニアを支援するように特別に設計されています。
新しいリリース RTist 11.3 2023.27 が利用可能になりました。リリースの改善点をいくつか見てみましょう。
要素とその継承元のすべての要素のスコープ内で検索できるようになりました。 たとえば、クラスを選択し、特定の名前の属性または操作を検索します。 これにより、基本クラスの 1 つで定義されている場合でも検出されます。
「選択 + 継承」という新しいスコープを使用して、検索フィールドから継承階層内を検索できます。 [検索] ダイアログから、新しい [継承されたものを含める] チェックボックスを使用して同じことを実行できます。
CDT には、ワークスペース内のすべての C++ プロジェクトをビルドするためのコマンド「Build All」が用意されています。 ただし、RTist を使用する場合は、代わりに、まずモデルから C++ コードと Makefile を生成し、次に Makefile で make を呼び出す変換構成を構築することをお勧めします。
このため、UML 開発パースペクティブのツールバーから「すべてビルド」コマンドを削除することにしました。 このコマンドのボタンが [Build Active Transformation Configuration] ボタンのすぐ隣にあるのは紛らわしく、ユーザーは誤って間違ったボタンをクリックしてしまうことがあると報告しました。「すべてビルド」コマンドをツールバーに再度追加したい場合は、UML 開発パースペクティブをカスタマイズできます。
モデルフラグメントを作成するリファクタリングで、「ワークスペースと外部プロジェクト」スコープが正しく処理されるようになりました。 要素へのすべての参照は、作成されたフラグメントに従って更新されます。
モデル コンパイラーの検証ルールを構成できるようにする作業はこのリリースでも継続され、現在は合計 5 つの検証ルールを構成できるようになりました。この機能の詳細については、こちらをご覧ください。
新機能の詳細については、Sprint Demo YouTube プレイリストビデオをご覧ください。