New October Release: Domino Early Access Program の翻訳版です。
HCL Domino Early Access Program: 2020年10月リリース版
2020年10月14日
著者: Thomas Hampel / Director of Product Management, Domino, HCL Software
先月、私たちは HCL Domino V12 Early Access Programを導入し、お客様に新製品の機能を開発サイクルの早い段階でテストする機会を提供しています。本日、HCL Software の開発チームは、「October 2020」と名付けられた新しいコードドロップをリリースしました。現在ご利用中のすべてのお客様は HCL Software License Management Portal からダウンロードしていただけます。
以下に提供されている機能について、皆様からのフィードバックを募集しています。そのために以下のことをお願いします。
このリリースで提供されるもの
ユーザーが Domino Web サーバーにログオンする際に、ユーザー名とパスワードに加えて、時間ベースのワンタイムパスワードの提供を要求できるようになりました。これらのワンタイムパスワードは Authy や Google Authenticator などの認証アプリによって生成されます。
DAOS Version 2 (DAOS V2) は、サーバ上の DAOS オブジェクトをより確実に追跡する方法を提供する DAOS の新バージョンです。
証明書管理に関連する多くの機能強化と改善が提供されています。
TLS 1.0 をデフォルトで無効にします。
.kyr ファイルフォーマットに加えて、PEM ファイルフォーマットのサポート。 (注: この機能は、将来的にPEM形式の鍵や証明書をサポートするためのテストベッドとして意図されている)
サードパーティーの CA 鍵と証明書をインポートするための CertMgr のサポート - このアイデアに基づいたものです (Thanks Martin!)。
Let's Encrypt CA で生成された鍵の置き換えをサポート。
Domino ディレクトリーの設計 (pubnames.ntf) には、管理者の使いやすさを向上させるための多くの改善点があります。そのうちのいくつかは長年の要望でした。気に入ったものがあれば、以下のアイデアに投票してください。
メールインデータベースとリソースビュー - このアイデアに基づいたものです (Thanks Michael!)。
メールインデータベースとリソースビューでは、メールインデータベースを持つメールインデータベースのインターネットアドレスが表示されるようになり、また、ビューからメールインデータベースを開くための「データベースへ行く」ボタンも追加されました。
グループにユーザーを追加するカスタム基準 - このアイデアに基づいています (Thanks Vladislav!)。
Domino ディレクトリーでグループを作成する際に、LDAP 検索クエリーに基づいてグループのメンバーを入力できるようになりました。
TLS 暗号の HEX コード表示 - このアイデアに基づいています (Thanks Torsten!)。
管理者の利便性として、Domino ディレクトリの様々なフィールドで選択できる TLS 暗号のシンボリック名の横に HEX コードが表示されます。
アプレットの廃止 - このアイデアに基づいたものです (Thanks Bill!)。
アプレットはDominoディレクトリのナビゲーションアウトラインや、人の追加などのアクションボタンを表示するために使用されなくなりました。
ボタンをクリックすると、サーバーに関連付けられているすべての構成設定ドキュメントを表示
サーバー構成を検索するには、サーバー構成を検索 ボタンをクリックして、サーバーに関連するすべての構成設定ドキュメントを表示することができます。
ユーザーが所属するすべてのグループを検索するボタン - このアイデアに基づいたものです (Thanks Christian!)。
開いているユーザー文書から、[グループを検索] ボタンをクリックすると、ユーザーが属しているすべてのグループを見ることができます (他のグループを介してメンバーになっているグループも含む)。
notes.ini 設定のリストはアルファベット順にソート - このアイデアに基づいたものです (Thanks Jesper!)。
メモ帳の設定一覧は、Domino ディレクトリー内のどこにあってもアルファベット順に表示されます。
セキュリティを向上させるために、管理者がWebサイトのドキュメントで有効にするHTTPメソッドを明示的に選択できるようになりました。
Notes ID に適用される 630 ビット公開鍵および 512 ビット公開鍵のオプションが使用できなくなりました。4.6 以上」のパスワード検証オプションは、インターネットパスワードの強度を適用するために利用できなくなりました。
開発者のための新しい LotusScript と Java のメソッド - このアイデアに基づいたものです (Thanks Michael)。
LS と Java でトランザクションベースの操作をサポートします。
さらに、前回のリリース (2020年9月) で提供した機能についても触れておきたいと思います
参考文献