2020年7月28日、HCL Domino Volt 1.0.1 がリリースされました。新機能についての英語版ブログの記事 Meet the New Release of Domino Volt の翻訳版を掲載します。なお、記事の末尾に書いてあります通り、Sandbox が 1.0.1 で稼働しています。是非、お試しください。
2020年7月30日、Webinar (英語) が開催されます。この Webinar のパブリック・ビューイングのイベントがノーツコンソーシアム主催で開催されます。英語で行われるセミナーですが、このイベントでは日本語でやりとりができます。是非、ご参加ください。
製品の日本語記述に一部分かりにくい部分があります。
HCL Domino Volt の新リリースのご紹介
2020年7月28日
著者: Martin Lechleider / Director, Product Management, HCL Domino Volt
Domino Volt は、強力なワークフローベースのアプリケーションを簡単に開発できるようにする、Dominoを搭載した新しいローコード機能です。HCL Domino Volt をあまりご存じない方は、最新のビデオ (1分16秒) をご覧ください。
1.0 の発売時にお約束したように、Domino Volt は四半期ごとのリリースサイクルを約束していました。そして、実際に今、最新のリリースはここにあります。Domino Volt のお客様は、本日 (2020年7月28日)、HCL のダウンロードサイトから HCL Domino Volt 1.0.1 をダウンロードできます。
ベータ参加者やお客様から寄せられたフィードバックや要望を反映し、10以上の新機能や機能強化を発表できることを嬉しく思います。皆様からのご意見やアイデアをお待ちしております。
この最新リリースでは、Dominoへの投資価値を高めながら、技術的なスキルを必要とせずにアプリを構築できるよう、組織全体のユーザーを支援しています。ハイライトは以下の通りです。
Domino データへのアクセス: ポイント&クリックするだけで、ユーザーはコードを書くことなく Domino データをアプリに表示できるようになりました。
アプリケーションのリーチを拡大: アプリへの匿名アクセスが可能となり、認証ユーザー以外のユーザーが Volt の世界に入れるようになりました。
エンタープライズデータを使った一般開発者を支援します: 技術的な知識がなくても、企業データ、売上やディレクトリ情報を簡単に調べることができます。
アプリの作成は、ワークフローの作成とデータへのアクセスが簡単になり、アプリの利用を組織外の匿名ユーザーに拡大することで、アプリからより多くの価値を得ることができるようになりました。2020年7月30日のグローバル・ローンチ・ウェビナーでは、このリリースの新機能をご紹介します。いくつかのデモをご用意しています。是非、ご参加ください
HCL Domino Volt 1.0.1 の新機能一覧
匿名アクセス: ディレクトリに対して認証することなく使用できるアプリを作成することで、組織外の人にもDomino Voltの価値を高められます。
Domino データへの直接アクセス: Domino Voltの設計者は、Dominoのビューやドキュメントのデータをアプリに、容易に統合できます。
すくに使えるディレクトリサービス: 従業員のマネージャー、メールアドレス、場所、ディレクトリに含まれるその他のデータなど、ディレクトリ内の人々に関する情報を簡単にアプリに取り込むことができます。
動的な役割の割り当て: 動的な役割の割り当て**: ユーザーを動的に役割に割り当てます。例えば、従業員のマネージャーに、提出されたリクエストの「承認者」の役割を割り当てることができます。この機能は、上記のディレクトリサービスを使っています。
アプリケーションのアップグレード: すでに運用中のアプリを編集および変更して更新できます。動的にアプリが更新されるため、アプリへのアクセスに使用される URL やこれまでに収集されたデータはそのままの状態で維持されます。
Docker コンテナ: このコンテナ配布は、Domino Volt のデプロイメントのセットアップと管理を合理化するのに役立ちます。事前に設定されたサンプル環境がオプションとして含まれており、学習や評価の目的で簡単にセットアップを行うことができます。
テキストウィジェットでのファイルユーザーインターフェイスの改善: テキスト項目で使用するファイルや画像を簡単に追加・管理できます。
新しい JavaScript エディタ。新しいエディタは、JavaScriptの構文を強調し、コードスニペットとオブジェクトセレクターを提供して、コードを素早く完成させ、設計者の生産性を向上させます。
新しい JavaScript 関数: 新しいエディタでは、JavaScript 構文が強調されます。カスタムナビゲーションを構築したり、ボタンやパレットのアイテムをフォーム送信に使用したりできます。新しい関数には、form.getStageAction()、app.getProductBaseURL()、app.getFormLaunchURL()、app.getRecordURL() が含まれます。
PDFドキュメントの統合: 記入可能な PDF テンプレートをアプリに追加して、PDF ドキュメントを作成します。データをキャプチャしてテンプレートにプッシュします。結果の PDF をローカルに保存するか、送信レコードと一緒に保存します。
サービスカタログ: Domino Volt アプリの設計者が使用できるサービス定義を Volt の構成 DB に定義し、カタログ化しておくことができます。この「一度定義すれば誰でも使える」アプローチにより、組織は組織固有の統合ポイントを予め作成、カタログ化し、設計者が再利用できるようになります。Domino Volt の開発者は API の技術的な知識がなくても、アプリにさまざまなサービスを組み込むことができます。
これらの新機能を試してみませんか?Domino Volt の Sandbox は最新バージョンにアップデートされていますので、上記の新機能をお試しいただけます。また、新しいサンプルアプリが今週ここにアップロードされる予定です。