Making and recommending baselines in HCL VersionVault Express の翻訳版です。
HCL VersionVault Express でのベースラインの作成と推奨
2021年11月12日
著者: Margaret Marynowski / HCL Software
この記事では、HCL VersionVault Expressを使用して、Unified Change Managementのベースラインを作成し、推奨する方法を説明します。これらの操作を行うには、VersionVault ExpressのBuilderロールが必要です。(VersionVault Express のロールの詳細については、HCL VersionVault Express におけるプロジェクト・チーム・メンバーの役割 を参照してください)。
ベースラインは、プロジェクト内の各ディレクトリやファイルのバージョンを指定し、任意の時点でのプロジェク トのスナップショットを表します。通常、ビルダーは、ビルドやテストが成功した後など、コードベースが良好な状態にあることがわかっているときにベースラインを作成する責任があります。ベースラインには、プロジェクト内のすべてのディレクトリとファイルを明示的にマークするフルベースラインと、前回のベースライン作成後に変更されたディレクトリやファイルのバージョンのみをマークするインクリメンタルベースラインの2種類が用意されています。インクリメンタル ベースラインを作成する方が速い場合もありますが、開発者はフル ベースラインからアクティビティのチェンジセットを確認する方がパフォーマンスが高い場合もあります。
ストリームにベースラインを作成するには、ビルダーとしてそのストリームのページに行き、「新規ベースライン」ボタンをクリックします。新しいベースラインの名前を入力する必要があり、オプションで説明を入力することもできます。その後、「Incremental」または「Full」を選択し、「Create」をクリックします。
ベースラインを作成したら、それを推奨することができます。ストリームの推奨ベースラインは、既存の子ストリームのリベース処理のデフォルト選択となり、新しい子ストリームの基礎ベースラインにもなります。基本ベースラインは、ストリームのプロジェクトの現在の既知の状態を表します。新しい子ストリームは、その親ストリームの推奨ベースラインを基礎とします。ストリームをリベースすると、そのベースラインはリベースの際に使用されたベースラインに設定されます。(詳細は、「VVコンセプトの紹介ブログ」を参照してください。)
ベースラインを推奨するには、ビルダーとしてストリームのページにアクセスし、推奨したいベースライン名の左にある下向き矢印(↓*)をクリックします。
VersionVault Expressのmake baselineおよびrecommend baseline操作により、開発者はプロジェクトの共通のスナップショットを作業の出発点として使用することができます。詳しくは、ブログサイトをご覧ください。