この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
ID ボールトの領域の問題は手強いものが多い印象です。
セキュリティポリシー設定文書で ID ボールトに関する設定を行うことができます。ID ボールトの初回設定時のウィザードで設定される内容もここに格納されています。普段はあまり目にすることがないかもしれません。下記ドキュメントで設定できる内容を確認しておくとよいかもしれません (試験には直接関係ありません)。
参考URL: ID ボールトポリシー設定文書を手作業で作成、編集する
「ID ボールト (1)」で手動で ID ファイルをアップロードする方法を示しましたが、正確にはちょっと細かな内部的なステップがあります。Notes クライアントを起動すると認証処理が行われ Notesクライアントが使えるようになります。直後にメールサーバー (ホームサーバー) にアクセスして新着メールを確認しますが、その際にサーバーによりユーザー認証が行われます。この認証処理が正常に完了すると ID ボールトのアップロードが開始されます。
普通に Notes クライアントを使っていれば気にすることもない話ですが試験にはそのあたりも知識として確認されます。
参考URL: ID ボールトの機能
NRPC 以外のプロトコルで認証を行う場合、通常はインターネットパスワードを使用しますが、インターネットパスワードの代わりに ID ボールトに格納された ID ファイルのパスワードを使用することもできます。それを行うためには、サーバー設定文書の [セキュリティ] タブで [ボールトのインターネットパスワードの確認] を有効にします。「サーバー設定文書」がミソです。