WFH での課題の一つに、チームワークの困難さがあります。HCL Connections はチームがリモートで仕事をすることを前提に組まれたソフトウェアであり 、10年以上の歴史があります。これについて解説した、英語版ブログ記事 How to Create and Keep an Engaged Workforce の翻訳版を掲載します。
働きがいのある労働力の作り方と維持方法
2020年7月1日
著者: Adam Gartenberg / HCL Software
チームを鼓舞し、仕事に没頭させることは、重要な取り組みです。このことは、世界中で、リモートで仕事をするチームが増えている今、これまで以上に重要になっています。最近のギャラップ社の調査 (*1) によると、仕事に真に従事している社員は3分の1にすぎないとのことです。ギャラップ社は、エンゲージメントレベルの高い組織は生産性が高いだけでなく、一株当たりの利益も4倍に増加していると述べています。
従業員のエンゲージメントが低下する理由の一つに、仕事に必要な情報を見つけられない、あるいは情報不足が挙げられます。社員は、自分の役割に必要な情報を探すために、週に8時間もの時間を費やしていると言われています(つまり、20%の時間、週に1日は仕事ができていないことになります)。HCL Connections にはコミュニケーションのハブになる機能が備わっており、関連する情報をより迅速かつ効率的に提供できます。コミュニティは、より多くの仕事をこなすために必要な専門家と人々を結びつけるのに役立ちます。
ファイルがどこにあるのか、誰がどのように送信したのか、どのバージョンが最新のものなのかがわからないと、チームは仕事をする上で必要な情報を探すのに何時間も何週間も浪費してしまうことになります。Connections の共有ドキュメントリポジトリでは、ファイルはひとつのインスタンス(真に単一のバージョン)として管理しています。つまり、個人のフォルダでも、コミュニティで共有されているものでも、同じバージョンのファイルとして利用可能な状態になっています。どのコミュニティにいても、そのファイルにアクセスする人は常に最新バージョンを見ることができるということです。
組織の成功の基本は、ポジティブで生産的な職場環境と文化を作ることです。チームメイトと頻繁に交流する社員は、洞察力を共有し、プロジェクトに積極的に貢献し、問題解決に積極的に取り組む傾向があります。チームと人を中心とした企業文化を築くことが、成功の鍵となります。Connections には、(新規 Connections 参加者用の) オンボーディング・ウィザードが用意されており、新入社員が専門知識をどこで見つければよいのか、また、どのチームに参加すればよいのかを容易に把握できるようになっています。また、新製品の発表、グローバル・マーケティング・キャンペーン、人事部のコーポレート・コミュニケーションなどのプロジェクトでは、チームの共通の目標や活動を簡単にまとめ、共有できます。また、ユーザーがカスタマイズした Connections のホームページでは、ユーザーが必要とする情報、関連する情報をまとめて表示され、ユーザーが直接アクセスできます。さらに、Connectionsには、プロジェクトやタスクを管理するツールである Kudos Activities Plus が備わっており、プロジェクト管理用のテンプレートが含まれています。これにより、全員が最新の情報を共有し、同じ状況認識のもとで集中力を維持して業務に取り組むことができます。
HCL Connections は、人を中心としたデジタル・ワークプレイスを提供し、企業が本当に重要なこと、すなわち、人とビジネスの成果に集中できるようにします。従業員のエンゲージメントを高めることが、成功への第一歩なのです。
1 ギャラップ調査「従業員のエンゲージメントが米国で上昇中」2018年8月26日。 https://news.gallup.com/poll/241649/employee-engagement-rise.aspx
HCL Connections の製品ページ: https://www.hcljapan.co.jp/software/products/connections/