HCL AppScan Provides Additional Cloud Security with New Container Scanning Capabilities の翻訳版です。
HCL AppScan: 新しいコンテナ・スキャン機能でクラウドセキュリティをさらに強化
2023年1月9日
著者: Adam Cave / Product Marketing Manager, HCL AppScan
近年、より簡単、迅速、かつ継続的にソフトウェアをクラウドにデプロイする方法を探しているDevOpsチームによって、コンテナの使用が広く採用されています。コンテナとは、コード、依存関係、ライブラリ、システムツールなど、アプリケーションの実行に必要なすべてのものを含む、自己完結型のファイルパッケージのことです。各コンテナは、コンテナイメージのランタイムインスタンスであり、コンテナの「設計図」とアプリケーションプロセスのコードを含む静的で階層化されたファイルです。
コンテナは、高速で柔軟なデプロイメントを可能にしますが、同時に新たなセキュリティ・リスクももたらします。コンテナには、他の開発段階では発見されないような重大な脆弱性が含まれている可能性があります。これは、公開リポジトリからのイメージやオープンソースライブラリのコードが使用されていることが一因です。
クラウドセキュリティの重要な機能であるコンテナスキャンは、HCL AppScan on Cloudで利用できるようになりました。HCL AppScanは、同社のSCA(ソフトウェア構成分析)技術を活用し、コンテナを実行することなくDockerコンテナのすべてのコンテンツをスキャンする革新的なソリューションを開発しました。Dockerは、2013年にオープンソースのDockerエンジンでコンテナの業界標準を作り上げ、現在最も広く使われているコンテナであります。
Dockerコンテナをスキャンするために、HCL AppScan on CloudのユーザーはDocker CLI(コマンドラインインターフェース)ツールをシステムにインストールするだけです。SCAを使用することで、HCL AppScanはサードパーティやオープンソースアプリケーションの既知の脆弱性を常に更新するリストとコンポーネントを照合することができます。SCAスキャンに加え、HCL AppScan on Cloudのユーザーは、コンテナにデプロイされるアプリケーションコードに対して独立したSAST(Static Application Security Testing)スキャンを実行でき、すべてのスキャン結果は、リスクレベルを示す単一のダッシュボードビューに集約でき、迅速な修復が可能になります。
Docker Container Imageの場合、スキャンに利用できるコンテナがなければ、HCL AppScanがカスタムコンテナを作成します。これらはすべて、HCL AppScan on Cloud CLI(コマンドラインインターフェース)を使用した簡単なコマンドで実行されます。コンテナは決して実行されず、不要になり次第削除されるため、開発者には元の作業だけが残ります。
この革新的なコンテナ・スキャン機能およびその他のHCL AppScanアプリケーション・セキュリティ・テスト・ソリューションの詳細については、www.hcltechsw.com/AppScan をご覧ください。HCL AppScan on Cloud の無料トライアルで、この技術をご自身で体験してください。