HCL Domino の文書削除ログ: 見つからない文書を解決する方法

2020/8/19 - 読み終える時間: 3 分

Domino Document Deletion Logging: How to Solve for Missing Documents の翻訳版です。


HCL Domino の文書削除ログ: 見つからない文書を解決する方法

2020年8月19日

著者: Jessie Jeffrey Matias / HCL

画像の説明

Domino の管理者として、あなたはユーザーから「この特定のメールはどこにあるのか!」と聞かれたことがあるかもしれません。Domino の古いバージョンでは、複数のユーザーが使用しているアプリケーションで重要な文書が消えてしまい、誰が、何を、いつ、どのようにして特定の文書が削除されたのかを特定する方法がない場合、長年の問題となっていました。もう心配ありません。Domino 文書の削除ロギングは、Domino V10から利用可能になった機能です。 彼らが探している文書に何が起こったのかを説明することができるようになりました。

では、どのように実装すればいいのでしょうか?それは、文字通りデータベース上でコンパクトタスクを実行するのと同じくらい簡単です。新しいコンパクトタスクのオプションで、指定したデータベースに削除された文書に関するデータをロギングできるようになります。このような機能を実現するために必要な主な要件は以下の通りです。

load compact <データベースパス> -dl on "<項目のカンマ区切りリスト>"

ここで、<データベースパス>は、特定のデータベースまたはデータベースのディレクトリで、データディレクトリからの相対的なもの、例えば mail や discussion.nsf などです。

<カンマで区切られた項目のリスト> は、削除された文書を識別するのに役立つログに表示するフィールドのリストです。フィールドは、以下のタイプのいずれかでなければなりません。Text、Text_List、RFC822_Text、または Time のいずれかでなければなりません。メール文書に推奨されるフィールドは、Subject、SendTo、From、および DeliveredDate です。文書にカスタムフィールドがある場合は、それらも使用できます。

データは delete.log という削除ログファイルに記録され、サーバーの Data ディレクトリ、IBM_TECHNICAL_SUPPORT フォルダの下にあります。データベースから文書が削除されると、そのファイルにエントリが追加されます。

サーバーが再起動されると、新しい削除ログ ファイルが作成されます。古い削除ログ・ファイルは delete_<サーバ名>_yyyy_mm_dd@hh_mm_ss.log に名前が変更されます。例: delete_Server1\Renovations_2020_01_10@06_28_45.log

データベースから文書を削除すると、現在の削除ログファイルに次のデータのエントリが追加されます。このデータは、CSV 互換の形式で提供されます。



削除ログエントリのデータ一覧


文書を削除した日時

文書が削除されたデータベース: データ ディレクトリの相対値

データベースのレプリカ ID: データベース名がすべてのサーバーで同じではない場合に、データベースの複数のレプリカをログから見つけるのに役立ちます。

削除を行ったプロセス: 例:

  • server
  • dbmt
  • replica


文書を削除したサーバー名またはユーザー名


文書削除の種類

  • SOFT - 文書はゴミ箱にあります。
  • HARD - スタブ削除 (ゴミ箱から文書を削除する場合など)
  • RESTORE - ソフト削除後の文書の復元

削除された文書のクラス: 以下のいずれかの 16 進数で指定します。

  • 0001 (文書 - NOTE_CLASS_DATA)
  • 0002 (データベース文書について - NOTE_CLASS_INFO)
  • 0004 (フォーム - NOTE_CLASS_FORM)

UNID: レプリカ間での一意の文書識別子

アイテム: 削除された文書のフィールド値を最大4つまで指定して、識別に役立てることができます。削除ログを有効にしたときに指定します。4 つ以上のフィールド値を指定できますが、最初に見つかった 4 つのフィールド値のみがログ エントリに表示されます。各項目には、項目名、項目値の長さ、項目値の最初の 400 文字の 3 つの部分があります。


データベース上での文書削除を監視する必要がなくなった場合は、次のコマンドを実行します。

この機能を使用する際の注意点は以下の通りです。

  • コンパクトコマンドを入力する際に、カンマで区切られた項目のリスト内にスペースを入れないこと。

    • 正: load compact mail/admin.nsf -dl on "SendTo,From,DeliveredDate"

    • 誤: load compact mail/admin.nsf -dl on "SendTo, From, DeliveredDate"

  • コマンド入力時にカンマ区切りで 4 件以上の項目を入力することができますが、削除ログファイルにはカンマ区切りの4件のみが記録されます。ただし、削除ログファイルに記録されるのはカンマ区切りの4項目のリストのみです。

詳細についてはこちらをご覧ください。

このブログについて

HCL Japan の Software 部門の複数担当者で HCL Software 全般について記しています。

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