HCL Launch のデプロイのトリガーの特長についての解説記事 Deployment Triggers in HCL Launch の翻訳版を掲載します。
HCL Launch におけるデプロイのトリガー
2020年7月9日
Diego Villafuerte / Solutions Specialist
私たちは、継続的デリバリプラットフォームである HCL Launch を使用している人たちの傾向に気づきました。多くのお客様は、デプロイ前に変更要求がいくつかの定義された基準を満たしているかどうかを検証するために、Jira や ServiceNow などのサードパーティのツールを使用しています。これはガバナンスのギャップにつながり、CR のステータスをチェックしてプロセスをグリーンライトにするために手動で承認する必要があります。この方法は機能はしますが、理想的な方法ではありません。
HCL Launch 7.1 では、あるバージョンがインポートされた後に発生する必要のあるタスクを自動化するために、デプロイメントトリガーを追加しました。主な機能は、プロセスを実行するユーザーを指定できることです。この機能強化の前は、プロセスは管理者として実行され、コンポーネントレベルで設定されていました。このため、ユーザーにとってセキュリティ上の問題があり、バージョンが作成された後に複数のプロセスを実行することは不可能でした。
現在は、環境の設定ペインでデプロイメント トリガーを見つけることができるようになり、この機能を利用する際の設定時間を大幅に短縮することができます。新しいデプロイメントトリガーでは、コンポーネントごとに作成できるトリガーの数に制限がないため、この機能がより便利になりました。以前は、承認を必要とするプロセスは、トリガーを介してキックオフされると自動的に失敗していました。今では、HCL Launch は、配置要求の説明に配置トリガーへの有用なリンクを表示することで、このようなケースを処理するのに役立ちます。
特定のユーザーとしてプロセスを実行するために、新しいセキュリティ権限を追加しました。ベスト プラクティスは、「バージョン・インポート・プロセス (version import processes)」ユーザーとして動作するように単一のユーザーを設定することです。そして、すべてのデプロイのトリガーにそのユーザーを指定します。この機能が更新される前から持っている「トリガー」はすべて移行され、デフォルトでは管理者ユーザーとして実行されるように設定されます。
HCL Launch 7.1 の新機能の詳細については、ブログ記事 「HCL Launch のご紹介」をお読みください。