Demo: Value Stream Management for SAP Development の翻訳版です。
SAP 開発用バリューストリーム管理
2021年2月4日
著者: Allan Wagner / HCL Software Transformation Architect
SAP 環境でも非 SAP 環境でも、ビジネスリクエストがアイデアの段階からエンドユーザーの手に渡るまでのプロセス効率を継続的に改善し、最適化したいという願望や原動力が根底にあります。
アイデアがどのようにパイプラインを通って流れるかの理解を得ることは、バリュー・ストリーム管理が方程式に収まるところです。ご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、バリュー・ストリーム・マネジメント(VSM)は、ビジネスへの価値の流れを改善することに焦点を当てており、ソフトウェア・デリバリーのライフサイクルをエンドツーエンドで管理・監視し、改善の機会を提供しています。このソフトウェアデリバリーパイプラインは、通常、計画、設計、開発、ビルド、デプロイ、テスト、セキュア、リリース、運用の各フェーズにまたがる特定の機能を提供するために実装された多くの統合ツールで構成されています。
さらに面白いことに、組織内の各デリバリー・パイプラインは、関係するプラットフォームや技術によって特定のタスクに異なるツールを使用することがあり、結果的に非常に異質なソフトウェア・デリバリー環境になってしまいます。SAP 環境以外の環境での変更に依存する可能性のある SAP 環境での変更の開発とデプロイを考えると、複数のチームにまたがる開発活動の調整や、複数のパイプラインで使用される複数のツールの統合が必要になることがよくあります。経験豊富なIT専門家でさえも手ごわい作業です。
しかし、少し話を戻して、範囲を狭め、今のところ SAP 開発に焦点を当てて、プランニングに Jira を、変更とリリース管理に SAP ChaRM を、バリューストリーム管理に HCL Accelerate を使用している SAP デリバリーパイプラインを紹介します。
うまくいけば、Jira での作業項目の管理を示し、HCL Accelerate でその作業の流れを提示することで、範囲を拡大し、SAPと非SAPの開発という異質な状況での作業の流れを含めることができた場合に、接続を行うことができるようになるでしょう。
私たちのデモは、Jira で革新的なビジネスアイデアをキャプチャーし、将来の開発検討のためにバックログに提出することから始まります。アイデアがバックログから外れて開発に選ばれると、そのアイデアの開発と実装には、SAP 環境への変更が必要になります。SAP Solution Manager の一部として提供される Jira と SAP ChaRM の統合により、Jira の作業項目が「進行中」の状態に移動して開発者に割り当てられると、Jira の作業項目は、ChaRM ID やトランスポート ID などの主要な SAP データで自動的に更新されます。ChaRM での開発、テスト、およびデプロイ/リリース活動が完了すると、作業項目の状態の変更が Jira と同期され、さまざまな価値の流れの段階をまたいだ作業項目の動きが HCL Accelerate に表示されます。
HCL Accelerate では、この価値の流れを監視/管理し、主要なVSMのメトリクスを取得して、時間の経過とともにトレンドを示し、ボトルネックが表面化した場合にはそれを検出し、改善の機会を特定するために必要な情報を提供しています。これにより、チームは、ソフトウェアデリバリープロセスを改善するために必要なデータを一枚のガラスに表示することができるようになりました。結局のところ、HCL Accelerate は、組織がベストな推測や直感ではなく、データに基づいてより優れた DevOps の意思決定を行うことを支援します。
HCL Accelerate の詳細と、SAP や非 SAP の開発プロセスを最適化し、ビジネス目標をより早く実現するための支援方法については、こちらをクリックしてください。