この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
DAOS の最後はその他細かな話をしていきます。
V12 にバージョンアップしても、あるいはバージョンアップ中に以前のバージョンと混在する場合があります。そうした場合はDAOSの暗号強度を11.0.1までのものにとどめておく必要があります。以下を設定しておくとそのような動作になります。
notes.ini に DAOS_NLO_ENCRYPTION_METHOD=0
参考 URL: DAOS 暗号化のセキュリティーの向上
V12 ではユーザーや管理者がIDファイルをID ボールトにアップロードできるようになりました。ディレクトリーを開き、アクションメニューからこれを実施できます。 この操作でエラーが発生する場合があります。そのトラブルシューティングについての記事を示します。エラーの種類は2つ。特に「アクセスが拒否されました」の方を注意してみておきましょう。
アクセスが拒否なので、管理者として権限が設定されていないわけです。
マニアックな話ですが、Show Stat DAOS.object.Attach_DAOSCreate を実行すると DAOS で作成された添付ファイルの数が表示されます。
参考 URL: Show Stat DAOS
DAOSを運用していると、DBをバックアップした時など戸惑うことがあるかもしれません。DBをリストアした場合は外だししているファイルとの整合性がとれているかを確認する必要があります。以下のコマンドを実行すると、不足しているファイルを一覧表示してくれます。
tell daosmgr listnlo missing filename.nsf
参考 URL: リストアのオプション