この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
Domino Attachment and Object Service (DAOS) は、DBへ添付されたファイルをDBの外、つまりファイルシステムに配置することで、DBサイズを小さくするための仕組みです。
DAOS を動作させるには、ODS 48 以上であることと、トランザクションロギングが有効であることが必要です。
参考 URL: HCL Notes Domino環境における Domino Attachment and Object Service (DAOS) の管理/保守のポイント
ファイルシステムに格納されたファイルは、リンク元のデータベース文書が削除された後、一定時間が経過すると自動的に削除されます。その期間は「オブジェクトを削除するまでの保留日数」という項目で任意の値が設定可能です。デフォルトは 30 日間です。
参考 URL: 添付ファイル統合のサーバー設定を指定する
参考 URL: 添付ファイルの統合の仕組み
DAOS を運用をしていると何らかの理由 (DBの削除など) により、どのデータベース文書から参照されていない「孤立したファイル」が発生することがあります。時折、管理者はこの掃除をする必要があります。以下のコマンドを実行すると孤立したファイルを削除できます。
tell daosmgr prune <日数>
Tell DAOSMgr Dbsummary を実行すると、DAOS が有効なすべてのデータベースのステータスが表示されます。
参考 URL: DAOS Manager の Tell コマンド