この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
最後に (かなり) 細々とした内容をカバーしていきます。
CertMgr が HTTP-01 チャレンジを使用して Let's Encrypt の TLS 証明書を更新する場合に使うポートは 443 ではなく 80 です。間違えやすいです。
証明書ストア DB (certstore.nsf) の設定手順の確認です。ACL を確認する必要があります。ドメイン内の管理者と Domino サーバーに 管理者権限と [Administrator] ロール を設定する必要があります。LocalDomainAdmins と LocalDomainServers は、デフォルトでこのアクセス権を持っています。
参考 URL: HTTP-01 チャレンジを使用して証明書要求の準備をする
証明書マネージャーでユーザー用 SSL 証明書を作成する際は最も強度が強いものにしたいと考えるのが普通です。V12 の証明書マネージャの ACME 構成で利用可能なキーアルゴリズムでは 4096 が最大キー長 です。
CertMgr タスクはキーや証明書の健全性を常に確認して、セキュリティが保たれるようにしています。そのチェック間隔は 30 分です。
参考 URL: 証明書の正常性チェック
Domino管理者アップデート認定試験対策は、残すは ID ボールト関係と管理機能関係です。もう少しお付き合いをお願いします。