この記事は、「Domino管理者アップデート認定試験対策」シリーズです。
おさらいですが、証明書管理のタスクである Certmgr は「Domino の TLS 証明書の管理」を行っています。ID ファイルや ID ボールトとは無関係です。「TLS 証明書」です。
証明書ストア DB に格納されている TLS 証明書はエクスポートが可能です。ただし、証明書作成時に 「エクスポート可能なキーを作成する」 オプションを選択する必要があることに注意が必要です。
CertMgr は、ACME アカウントおよび Let's EncryptR CA またはサードパーティ CA から生成された TLS 1.2 ホスト鍵 (キーリング・ファイル) の NIST P-256 および NIST P-384 曲線を使用した楕円曲線デジタル署名アルゴリズム (ECDSA) をサポートしています。
なにやら難しい言葉が出ていますが、要は「ECDSA 鍵は、同等の強度の RSA 鍵よりはるかに短く、一般的に RSA と同等の機能よりもパフォーマンスが向上している」ということを覚えておきましょう。セキュリティの一般常識としても覚えていて損はないでしょう。